圧倒的な飛距離で広範囲を探れると噂の75mm35gの「シャルダス35」。
「巻き抵抗が重くて疲れやすい」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「シャルダス35」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「シャルダス35」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
シャルダス35とは?基本スペック
シャルダス35は、強風や高波といった厳しいコンディションの磯やサーフで活躍するために開発されたブレードベイトです。
まずはその基本スペックを確認し、どのようなルアーなのかを理解しましょう。
以下の表に詳細な仕様をまとめました。
| 商品名 | Shalldus 35 (シャルダス35) |
| 全長 | 76.5mm |
| 重さ | 35g |
| フック | #3 × 2個 |
| リング | #3 |
| レンジ | 10cm ~ 30cm |
| 価格 | 2,170円 (税込 2,387円) |
このルアーの最大の特徴は、35gという重量がありながら、水面直下の表層をゆっくりと引けることです。
風に負けない飛距離と、魚に見切らせないスローなアクションを両立しています。
重さは35g
35gというウェイトは、一般的なシーバスロッドのM(ミディアム)クラス以上や、ヒラスズキロッドで扱いやすい設定です。
重さがあるため、向かい風や横風が吹き荒れる磯場でも、風を切り裂いてポイントへ届けることができます。
飛行姿勢が安定するように設計されており、キャスティング時のストレスが少ないのも魅力です。
フックサイズは#3が2本
搭載されているフックは#3サイズが2本です。
大型のシーバスやヒラスズキ、座布団ヒラメなどが掛かっても安心してファイトできる強度があります。
ボディサイズに対して大きめのフックを背負えるため、ランカーサイズ狙いにも最適です。
レンジは10〜30cm
シャルダス35が他のルアーと一線を画すのが、このレンジ設定です。
通常、35gの金属製ルアーであればすぐに沈んでしまいますが、シャルダスはブレードの揚力とボディ形状により浮き上がります。
水面下10cmから30cmという、魚が最も意識しやすい表層をデッドスローで攻略可能です。
飛距離
後述するインプレでも触れますが、その飛距離は「シャローブレード系最高」と謳われるほどです。
メタルジグには及びませんが、同クラスのミノーよりも圧倒的に飛びます。
沖のシモリ(沈み根)や、遠くの潮目など、今まで届かなかった竿抜けポイントを直撃できます。
シャルダス35のカラーラインナップ
豊富なカラーバリエーションもシャルダスの魅力です。
状況に合わせて使い分けることで、より多くのバイトを引き出せるでしょう。
以下に主なカラーラインナップを挙げます。
- #01 ブルーブルー
- #03 ピンクチャートクリア
- #05 ピンクキャンディデカレンズホロ
- #09 房州アジチャートヘッド
- #10 ゴールドサバ
- #11 キラキラシラス
- #13 チャートバックパール
- #19 パープルウィニー
- #20 クリアブラック
- #22 シースルーブラック
- #23 エクストリームキャロット
- #25 ダブルチャートシルバー
WEB限定カラー
- フルクリア
- ハイブリッジ
- ミラージュピンク
シャルダス35のインプレ:良かった点
実際にフィールドで使用してみて感じた、シャルダス35の優れた点を紹介します。
多くのユーザーから支持されている理由を、以下の表にまとめました。
| 飛距離 | 35gの自重で強風下でも60〜70m飛ばせる |
| レンジ操作 | ヘビーウェイトでも表層をデッドスローで引ける |
| 立ち上がり | 着水直後からブレードが水を掴み即アクション |
| 集魚力 | ブレードのフラッシングと波動で広範囲にアピール |
35gの重量による「圧倒的な飛距離」
ブレード系ルアーは空気抵抗で飛びにくい印象がありますが、シャルダス35はその常識を覆します。
35gの自重と計算されたボディバランスにより、強風や横風が吹く悪条件下でも、平均して60mから70m程度の飛距離を叩き出します。
ベイトタックルで使用しても飛行姿勢が崩れにくく、バックラッシュしにくいのも嬉しいポイントです。
風が強くてミノーが飛ばない時こそ、このルアーの真価が発揮されます。
ヘビーウェイトなのに「表層をデッドスロー」で引ける
これこそがシャルダス35最大の強みであり、他のルアーには真似できない芸当です。
35gという重さがありながら、リトリーブを開始するとブレードの抵抗で浮き上がり、水面下10〜30cmをキープできます。
サラシの中を漂わせたり、水深が浅い遠浅サーフや岩礁帯の上をゆっくり通したりすることが可能です。
「遠くの浅場」をじっくり攻められるため、今まで取りこぼしていた魚に口を使わせることができます。
着水直後からの「立ち上がりの良さ・水噛み」
着水した瞬間からブレードが水をしっかりと掴み、回転を始めます。
そのため、水面を無駄にスキップすることなく、着水点からすぐに誘いをかけられます。
引き抵抗が手元に明確に伝わってくるため、ルアーがどこを泳いでいるのか把握しやすいです。
強風でラインが煽られる状況でも、水中の情報を感じ取りながら、狙ったコースを正確にトレースできる操作性の良さがあります。
ブレードの集魚力とマイクロベイトパターンへの強さ
ブレードが生み出すフラッシング(明滅効果)と波動は、広範囲の魚に対して強烈にアピールします。
ボディ自体は約7.6cmとコンパクトな一口サイズです。
そのため、春先のシラスやハクといった「マイクロベイト」を捕食している偏食パターンにも極めて有効です。
ミノーやシンキングペンシルには反応しない渋い状況でも、ブレードのきらめきがリアクションバイトを誘発し、切り札として機能します。
シャルダス35のインプレ:悪かった点
どんなに優れたルアーにも、苦手なシチュエーションや扱いづらい点は存在します。
購入後に後悔しないよう、デメリットについても正直にお伝えします。
注意すべき点を以下の表にまとめました。
| ライントラブル | キャスト時にフックがラインに絡む(エビる)ことがある |
| 飛距離の限界 | メタルジグや細身のシンペンには及ばない |
| 巻き速度 | 早巻きすると水面を飛び出してしまう |
| 高所・荒波 | 足場が高い場所や高波ではレンジキープにコツが必要 |
| メンテナンス | 金属パーツが多くサビやすいため、こまめな洗浄が必要 |
キャスト時にラインとフックが絡む(エビる)
ブレード系ルアー全般の宿命とも言えますが、キャスト時にリアフックがラインやブレードに絡むトラブル(通称:エビる)が起きやすいです。
特に風に煽られて飛行姿勢が崩れると、この現象が多発します。
これを防ぐためには、着水直前にリールのスプールを指で押さえる「サミング(フェザリング)」を行い、ラインテンションを掛けて姿勢を正す技術が必須です。
慣れれば問題ありませんが、適当に投げると1投を無駄にしてしまうことがあります。
メタルジグやシンペンほどの飛距離は出ない
「飛ぶ」と評価されていますが、あくまで「ブレード系ルアーとしては」という条件付きです。
ぽっちゃりとしたボディ形状とブレードが空気抵抗を受けるため、同じ35gのメタルジグや細身のシンキングペンシルと比較すると、飛距離は劣ります。
はるか彼方のナブラを撃ちたい場合や、100m近い超遠投が必要な場面では、他のルアーに分があります。
巻きスピードが速いと「水面を飛び出す・上滑りする」
「引けば引くほど浮き上がる」設計になっているため、早巻きには対応していません。
リトリーブ速度が速すぎると、ルアーが水面を割って飛び出したり、水面を滑ってしまったりします。
魚に見切られる原因になるため、デッドスローからスローの一定速度を保つ必要があります。
バイブレーションのような速い展開を好む方には、じれったく感じるかもしれません。
荒波や足場が高い場所ではレンジキープにコツがいる
浮き上がりやすい性質上、足場の高い磯や堤防からの使用は少し難易度が上がります。
ロッドのティップ(穂先)を海面に近づけるように下げないと、すぐにルアーが水面から出てしまいます。
また、波が高いラフウォーターでは、波の周期に合わせて巻くのを止めたり、ドリフトさせたりする操作が求められます。
オートマチックに巻くだけでは泳ぎが破綻することもあるため、使い手の技量が試される場面もあります。
パーツの消耗が激しく、サビやすい(コスパ面)
シャルダス35は、ブレード、スイベル、スプリットリングなど多くの金属パーツで構成されています。
使用後に塩分を洗い流さないと、すぐに錆びてブレードの回転が悪くなってしまいます。
快適な使い心地を維持するためには、使用後の水洗いはもちろん、定期的なフックやパーツの交換が欠かせません。
シンプルなルアーに比べると維持費や手間がかかる点は、コストパフォーマンス重視の方にはマイナスポイントでしょう。
シャルダス35の使い方
シャルダス35は、難しいロッド操作を必要とせず、基本的には「巻くだけ」で魚を連れてきてくれる優秀なルアーです。
しかし、その特性を理解して巻き速度やロッドの角度を調整することで、さらに釣果を伸ばすことができます。
ここでは、シャルダス35のポテンシャルを最大限に引き出すための3つの主要なテクニックを紹介します。
それぞれの使い方がどのような状況で効果的なのか、以下の表にまとめました。
| ただ巻き | 基本のアクション。表層をゆっくり引く |
| ウェイク | 水面に引き波を立てて高活性な魚を誘う |
| フォール | 回転しながら沈み、食わせの間を作る |
デッドスロー〜スローリトリーブ(ただ巻き)
シャルダス最大の強みであり、最も基本にして最強の使い方が「投げて、一定の速度でゆっくり巻く」ことです。
このルアーは引けば引くほど浮き上がる特殊なボディ構造をしているため、速く巻くと水面を割って飛び出してしまいます。
重要なのは、ルアーが泳ぐか泳がないかのギリギリの速度を見極めることです。
「ブレードが回転する振動を感じる最低限のスピード」を保ちながら、表層をフワフワと漂わせるように引いてくるのがコツになります。
特に夜間や魚の活性が低い時は、このデッドスローリトリーブが圧倒的な威力を発揮します。
ウェイクアクション(引き波アプローチ)
ロッドを立ててリトリーブすることで、ルアーをあえて水面ギリギリまで浮上させるテクニックです。
水面直下ではなく、ルアーの背中やブレードの一部を出しながら、水面にV字の引き波(ウェイク)を立てて引きます。
この波紋がベイトフィッシュの逃走劇を演出し、下から見上げているフィッシュイーターの本能を刺激します。
魚が水面を激しく意識している時や、ベイトが水面に追いつめられている状況で非常に有効な手段です。
バコッ!という激しい水面爆発(ボイル)が見られるのも、この使い方の醍醐味と言えるでしょう。
テンションフォール(ストップ&ゴー)
リールを巻くのを止めても、ブレードが回転しながらキラキラと沈んでいくのがシャルダスの特徴です。
ただ巻きの途中で一瞬巻くのを止めて、ルアーを沈下させることで「食わせの間」を作ることができます。
追ってきても食わない魚に対し、動きの変化を与えることでバイトに持ち込むきっかけになります。
また、足元まで巻いてきた際、ピックアップ寸前に一度フォールさせて磯際の魚を誘う小技も効果的です。
根掛かりに注意が必要ですが、ここぞというポイントで試してほしいテクニックです。
シャルダス35に関するよくある質問
シャルダス35の導入を検討しているアングラーから寄せられる、よくある質問にお答えします。
シーバス以外のターゲットに対する有効性など、気になるポイントを整理しました。
以下の表で、主なターゲットへの適性を確認してください。
| ヒラメ・マゴチ | 遠浅サーフや岩礁帯で非常に有効 |
| 青物 | イナダやサワラなどに実績あり |
サーフのヒラメにも使える?
結論から言うと、サーフのヒラメ狙いにも非常に有効です。
特に水深が浅い「遠浅サーフ」では、メタルジグやヘビーシンキングペンシルだと底を擦ってしまい釣りにならないことがあります。
そんな時こそ、35gの飛距離を持ちながら表層をゆっくり引けるシャルダス35の独壇場です。
ヒラメは上を通る獲物に敏感に反応して飛びついてくるため、ボトム(底)を意識しすぎず、中層から表層を巻いてくるだけで十分釣れます。
波打ち際のブレイク(かけあがり)についた座布団ヒラメを狙い撃つのにも最適です。
青物にも使える?
イナダ(ハマチ)やサワラ、サゴシといった青物にも十分使えます。
ブレードの高速回転によるフラッシングは、視覚で獲物を探す青物に対して強烈なアピールとなります。
搭載されているフックも#3と大きく太軸のため、中型クラスの青物であればパワー負けすることなくファイト可能です。
ただし、メタルジグほどの超遠投はできないため、ナブラが遠い場合は届かないこともあります。
また、サワラなどの歯が鋭い魚には、リーダーを切られるリスクがある点には注意が必要です。
シャルダス35のインプレまとめ
ここまでBlueBlueのシャルダス35について、特徴や使い方、メリット・デメリットを詳しく解説してきました。
35gという重量級ボディでありながら、水面直下のシャローレンジをデッドスローで攻略できる性能は、他のルアーにはない唯一無二の武器です。
強風が吹き荒れる磯や、波が高いサーフといった過酷な状況下でも、しっかりと魚にアピールし続けることができます。
キャスト時の絡みや、パーツのメンテナンスといった手間はありますが、それを補って余りある「釣れる力」を秘めています。
「あと少し飛べば届くのに」「もっとゆっくり見せたいのに」というジレンマを感じていたアングラーにとって、間違いなく解決策となるルアーです。
ぜひあなたのルアーボックスにシャルダス35を加え、今まで獲れなかった一匹との出会いを楽しんでください。


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