小型ながらも驚きの飛距離とキレのあるダートで釣れると噂の80mm8gの「ブローウィン! 80S」
「軽すぎて強風時は飛行姿勢が崩れて飛ばない」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「ブローウィン! 80S」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「ブローウィン! 80S」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
ブローウィン!80Sとは?基本スペック
まずは、ブローウィン!80Sがどのようなルアーなのか、基本的なスペックを確認しましょう。
名作と言われる140SのDNAを継承しつつ、小場所でも使いやすいサイズ感に凝縮されています。
| 商品名 | Blooowin! 80S(ブローウィン!80S) |
| メーカー | BlueBlue(ブルーブルー) |
| 全長 | 80mm |
| 重さ | 8.0g |
| フック | #8 × 2個 |
| レンジ | 約100cm |
| リング | #2 |
| 価格 | 1,680円(税込 1,848円) |
ブローウィン!80Sの最大の特徴は、「飛んで、泳いで、食わせられる」という基本性能の高さです。
8gという軽さですが、内部には高比重のタングステンウエイトを採用しています。これにより、見た目からは想像できないほどの飛距離を叩き出せるのです。
アクションは、あらゆる魚種に効果的な「ダブルアクション」を搭載。ただ巻きではS字軌道を描き、リトリーブ速度や水流の変化でナチュラルなウォブンロールへと変化します。
さらに注目すべきは、その沈下速度です。シンキング設定ですが、まるでサスペンド(水中で静止)しているかのようにゆっくりと沈みます。
この「置いて流す」ことができる絶妙な比重が、食い渋るシーバスの口を使わせる最大の武器になるのです。
ブローウィン!80Sのカラーラインナップ
シーバス釣りにおいて、カラー選択は釣果を左右する重要な要素です。
ブローウィン!80Sは、昼間の釣りから夜間の釣り、濁った水質から澄んだ水質まで対応できる豊富なカラーが揃っています。
- #01 ブルーブルー
- #02 レッドヘッドホロ
- #03 チャートバックパール
- #08 ピンク/チャートクリア
- #09 アカキン
- #12 ゴールドサバ
- #13 房総サンセット
- #14 ピンクキャンディホロ
- #15 レッドビアー
- #20 シルクイワシ
- #23 タイニーベイト
- #24 フラッシュレッド
- #25 SGO
- #26 シースルーブラック
- #27 エクストリームキャロット
- #32 キラキラシラス
- #33 パープルウイニー
- #34 ダブルチャートシルバー
- #39 レモンスパーク
- #40 ナチュラルベイト
WEB限定カラー
通常のラインナップに加えて、BlueBlueの公式オンラインショップなどでしか手に入らない限定カラーも存在します。
- フルクリア
- ミラージュピンク
- ハイブリッジ
ブローウィン!80Sのインプレ:良かった点
ここからは、実際にフィールドでブローウィン!80Sを使って感じた「良かった点」を深掘りします。
結論から言うと、「小さいのに主役級の働きをするルアー」でした。具体的なメリットは以下の3点です。
| メリット1 | 80mmクラスとは思えない圧倒的な飛距離 |
| メリット2 | 独特な「S字アクション」と食わせの間 |
| メリット3 | 港湾部や小場所での使い勝手が抜群 |
80mmクラスとは思えない圧倒的な「飛距離」
ブローウィンシリーズを使っていて一番驚くのは、やはりその飛距離です。
「たった8gのルアーなんて、風が吹いたら飛ばないでしょ?」使う前はそう思っていましたが、キャストした瞬間にその不安は消え去りました。
内部のタングステン重心移動システムが「カチン!」と作動し、矢のように真っ直ぐ飛んでいきます。飛行姿勢が非常に安定しているため、多少の向かい風や横風があっても狙ったポイントへズバッと入ります。
「小さいルアーを使いたいけれど、届かないから投げられない」そんなジレンマを解消してくれる、最強の武器になると確信しました。
独特な「S字アクション」と食わせの間
ただ巻きをするだけで釣れる理由、それは独特なアクションにあります。リールを巻くと、ヨタヨタとした脱力感のあるS字軌道を描きながら泳ぎます。
これが、スレて警戒心の高まったシーバスや、ハク・イナッコなどの小さなベイトを食べているパターンに強烈に効くのです。
さらに、ロッドをチョンチョンと煽る「ジャーキング」を入れると、左右へキレのあるダートを見せます。そしてダートの直後、ピタッと止まる瞬間にオートマチックに「食わせの間」を作ってくれます。
魚がルアーを追尾してきて、止まった瞬間に「パクッ!」と口を使う。そんなエキサイティングな釣りが簡単に楽しめるのも、このルアーの魅力です。
港湾部や小場所での使い勝手が抜群
大きなルアーでは攻めきれない場所こそ、ブローウィン!80Sの独壇場です。
例えば、以下のようなポイントで大活躍します。
- 都市部の運河や港湾部
- 川幅の狭い小規模河川
- 橋脚周りの明暗部
- ボートシーバスの穴撃ち
140Sなどの大型サイズだと、着水音が大きすぎて魚を散らしてしまうことがあります。しかし、80Sなら着水音を抑えて静かにアプローチできます。
また、シンキング設定なので、着水後にカウントダウンすることで、表層だけでなく少し下のレンジ(深さ)を探ることも可能です。
足場の高い堤防からでも、足元までしっかりと水を噛んで引いてこれるので、ピックアップ寸前のバイトも逃しません。
ブローウィン!80Sのインプレ:悪かった点
どんなに優れたルアーにも、デメリットは必ず存在します。
購入してから後悔しないためにも、気になった点や注意すべき点を正直にお伝えします。
| デメリット1 | 入手が極めて困難(最大の弱点) |
| デメリット2 | 転売価格が高い |
| デメリット3 | フックが小さく強引なやり取りが苦手 |
| デメリット4 | 巻き抵抗が軽く、操作感が薄い |
入手が極めて困難(最大のデメリット)
性能以前の問題として、「そもそも売っていない」ことが最大の弱点でしょう。
BlueBlueのルアーは非常に人気が高く、釣具店に入荷しても即完売することがほとんどです。「あ、いいな」と思っても、棚に並んでいないのです。
もし釣り場で根掛かりしてロスト(紛失)してしまった場合、すぐに買い直すことが非常に難しいです。そのため、「失くすのが怖くて投げられない」という本末転倒な状況になりがちです。
転売価格が高い
入手困難であることに伴い、フリマアプリやネットオークションでは定価の倍以上の価格で取引されています。いわゆる「プレ値」がついている状態です。
定価なら1,800円ほどで買えるルアーに、3,000円も4,000円も出すのは勇気がいります。
「使ってみたいけど、高すぎて買えない」この精神的なハードルの高さは、アングラーにとって大きな悩みとなるでしょう。
フックサイズが小さく、強引なやり取りができない
標準で搭載されているフックは#8という小さめのサイズです。セイゴやフッコクラス(40~60cm)のシーバスなら全く問題ありません。
しかし、80cmを超えるランカーサイズや、パワーのある青物が掛かった場合は注意が必要です。
障害物から引き剥がすために強引にリールを巻くと、フックが伸びてバレてしまうことがあります。「じゃあ、大きなフックに交換すればいいのでは?」と思うかもしれません。
ですが、フックサイズを大きくしすぎると、繊細なS字アクションや絶妙なサスペンドバランスが崩れてしまいます。バランス調整が非常にシビアな点は、覚えておくべきでしょう。
巻き抵抗が軽く、操作感が薄い
これはS字系アクションをするルアー特有の性質でもあります。リールを巻いている時、手元に伝わる「ブルブル感」が非常に弱いです。
水中の流れの変化を感じ取るには、ある程度の慣れと経験が必要です。初心者の方は、「あれ?ちゃんと泳いでいるのかな?」と不安になるかもしれません。
その結果、不安でリールを早巻きしすぎてしまい、せっかくのアクションを破綻させてしまうケースがあります。「抵抗がなくても、ルアーは仕事をしている」と信じて、丁寧に巻くことが大切です。
ブローウィン!80Sの使い方
ブローウィン!80Sは、ただ投げて巻くだけでも釣れる優秀なルアーです。
しかし、そのポテンシャルを最大限に引き出すには、状況に合わせた使い分けが重要です。ここでは、釣果を伸ばすための3つの主要なテクニックを解説します。
基本の「タダ巻き(スロー〜ミディアム)」
最も基本的でありながら、実は一番奥が深いのが「タダ巻き」です。多くのルアーマンが最初に試す操作ですが、リールを巻く速度ひとつで反応が劇的に変わります。
| アクション | 脱力感のあるS字軌道(スラローム) |
| リール操作 | 1秒にハンドル1回転を目安にゆっくり |
| 狙い目 | バチ抜け、ハク、イナッコパターン |
アクションの特徴
ブローウィン!80Sは、一般的なミノーのようにブルブルと振動しません。水流を受け流しながら、ユラユラとS字を描くナチュラルな動きが特徴です。
この動きは、弱って力なく泳ぐ小魚そのものを演出します。
コツ
重要なのは、「巻きすぎないこと」です。早く巻きすぎるとアクションが破綻し、魚に違和感を与えてしまいます。
「ハンドルを1秒に1回転」程度を目安に、ルアーが水中でS字を描いているのをイメージしてください。
有効な場面
- ベイトが小さく動きが激しくない時
- 魚がスレていて激しい動きを嫌う時
- 明暗の境目をゆっくり通したい時
ジャーキング・トゥイッチ
BlueBlueのルアーといえば、この使い方が代名詞です。やる気のない魚のスイッチを強制的に入れ、反射的に口を使わせるリアクションの釣りです。
| アクション | 左右への鋭いダート(横っ飛び) |
| 操作の肝 | 止めた瞬間の「食わせの間」 |
| 有効な時間 | 日中(デイゲーム)やマズメ時 |
アクションの特徴
ロッドを弾くと、左右へキレのあるダートを見せます。そしてロッド操作を止めた瞬間、ピタッとその場で静止するか、スーッとスライドします。
この「静と動」のメリハリが、シーバスの本能を強烈に刺激するのです。
やり方
- キャストして任意の深さまで沈める
- 「パン、パン!」とロッドを2〜3回あおる
- 一瞬(1〜2秒)止める(ここで食います!)
- 再び2〜3回あおる……の繰り返し
有効な場面
- 日中で魚に見切られやすい時
- 壁際や障害物周りの魚を誘い出す時
- タダ巻きで反応がない時の切り札
河川での「ドリフト(流し釣り)」
飛距離が出て、かつシンキング設定であることを活かした高度なテクニックです。流れを利用して、ルアーを自然に送り込む釣り方です。
| イメージ | 流れに乗せて流すだけ |
| リール操作 | 糸フケ(たるみ)を取る程度 |
| メリット | 警戒心の高い大型が狙える |
やり方
川の上流側(アップクロス)に投げます。リールをグリグリ巻くのではなく、「糸フケを回収するだけ」の感覚で流します。
80Sはウェイトバランスが秀逸なため、流れの中でも姿勢を崩しません。上流から流されてくる、瀕死の小魚をリアルに演出できます。
有効な場面
- 河川や運河で流れが効いている時
- 橋脚の裏側など奥へ送り込みたい時
- 大型のシーバスが潜んでいる時
ブローウィン!80Sに関するよくある質問
購入を検討している方や、使い始めたばかりの方が抱きやすい疑問にお答えします。
| Q. 飛距離はどれくらい出ますか? | A. 8gとは思えないほど飛びます。 タングステン重心移動システムのおかげで、同クラスのミノーの中ではトップクラスの飛距離です。PE0.8号程度ならかなり飛ばせます。 |
| Q. 推奨タックルは? | A. L(ライト)〜ML(ミディアムライト)クラスが最適です。 シーバスロッドであれば、柔らかめの竿の方が扱いやすいです。リールは2500〜3000番クラスがバランス良くマッチします。 |
| Q. どんな場所で使うのがおすすめ? | A. 港湾部や小規模河川です。 都市型の運河、港湾の明暗部、ボートシーバスなど、小場所やピンスポット撃ちに最適です。 |
| Q. フック交換のおすすめサイズは? | A. 純正と同じ#8番が基本です。 サイズを上げると動きが悪くなったり、シンキングスピードが速くなりすぎたりします。バランスを崩さないよう、純正サイズの使用をおすすめします。 |
ブローウィン!80Sのインプレまとめ
今回は、BlueBlueの「ブローウィン!80S」について詳しく解説してきました。
最後に、このルアーの魅力をもう一度振り返ります。
- 80mmとは思えない圧倒的な飛距離が出る
- S字アクションとジャーキングでの食わせ能力が高い
- 港湾部や小場所でのシーバス攻略に最適
- ただし、入手が非常に困難で価格が高騰しやすい
80mmという一口サイズながら、その実力はまさに「小さな巨人」です。
向かい風を切り裂く飛距離、スレた魚を狂わせるS字アクション、そして操作する楽しさ。これらがバランスよく融合しており、初心者から上級者まで頼りになる存在です。
特に、激戦区の港湾部や、魚がいるのに口を使わないタフな状況でこそ、その真価を発揮します。
「人気すぎて買えない」というハードルはありますが、もし釣具店で見かける幸運があれば、迷わず手に取ってください。その一本が、あなたに記憶に残るシーバスとの出会いを連れてきてくれるはずです。
ブローウィン!80Sを信じて、ぜひフィールドで投げ倒してみてください。


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