エサ同然の食わせ能力と噂の115mm・18gの「X-80 MAGNUM」
「リップがぶつけると折れやすい」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「X-80 MAGNUM」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「X-80 MAGNUM」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
X-80 MAGNUMとは?基本スペック

世界の海のルアー釣りにおいて、圧倒的な人気を誇る定番ルアーのハチマル。その名作を生みだした伊東由樹氏が、次なる伝説として開発したのがX-80 MAGNUMです。
| 商品名 | X-80 MAGNUM |
| 全長 | 115mm |
| 重量 | 18g |
| タイプ | シンキング |
| フックサイズ | #6 × 3pcs |
| 定価 | 2,050円(税込2,255円) |
特有のシャイナーボディという形はそのままに、全体の長さを大きく拡大しており、100mmを超える一般的なルアーの常識を覆す極限までエサに近い動きが大きな特徴です。広く開けた場所を回遊する大型魚を、本物の小魚以上の自然なアピールで捕食モードへと駆り立てます。
さらに、重いタングステンという素材の重りを、3つ同時に移動させるシステムを搭載しました。これにより、細身のルアーの常識をくつがえすような、圧倒的な飛距離を実現しています。まさに80cmを超える巨大なシーバスを確実に釣るための、究極のアイテムといえるでしょう。
X-80 MAGNUMのカラーラインナップ
状況に合わせて使い分けられる、豊富なカラーが揃っています。
- GG IL IWASHI
- GG HEAT IWASHI
- GG BORA
- GG SAPPA
- GG BAYSIDE GREEN PB
- GG CORAL PINK BACK GB
- GG RAINBOW
- PM CHART BACK
- HT CHART BACK IWASHI
- HT IL SAYORI
- GLX LAPIS BLUE GB
- GLX AKAKIN IWASHI
- GLX RAINBOW
- GLX RAINBOW PB
- GLX SHINY REDHEAD
- SKELETON CHART BACK
- GLX BLUE PINK GOLD II
- GLX CANDY RED HEAD
- GG AKAKIN IWASHI CH
- GG LIME GOLD
- HT PINK IWASHI
- GP SPARKLING CHART HEAD
- GG CHART BACK RAINBOW PB
- DO CHART
X-80 MAGNUMのインプレ:良かった点
内容を総括したまとめ
実際に使用してみて、特に優れていると感じたポイントをまとめました。これらの優れた要素が、多くの釣り人から高い評価を得ている理由です。
圧倒的な釣果と「エサ」のような食わせ能力
最大の長所は、生きた小魚を超えるほどのリアルで艶めかしいアクションです。体を揺らす動きが絶妙に混ざり、ただ巻きの途中で自動的にバランスを崩します。
この不規則な軌道を描く動きが、魚の捕食スイッチを強制的に入れてくれるのです。警戒心の強い魚でも思わず口を使ってしまう、とても強力な魅力を持っています。
リップ付きミノーとしては破格の飛距離
115mmで18gのボディに、3つの重いタングステンウエイトを搭載しています。一般的に水を受けるリップがついたルアーは、風の抵抗を受けやすいのが弱点でした。
空気抵抗を計算された形状により、飛んでいくときの姿勢が非常に安定します。強風の日や開けた場所でも、細身のルアーに匹敵する抜群の飛距離を出してくれるでしょう。
荒天・強風でも水面を割らないレンジキープ力
およそ1.5mから2mの深さを、しっかりとキープして泳ぐことができます。独自のリップが水を確実につかむため、足場が高い堤防や潮の流れが速い場所でも安心です。
強風で波立っているような悪条件の日でも、水面に飛び出すことがありません。足元まできっちりと泳ぎ切ってくれるため、手前でのヒットも逃さずに狙えます。
対象魚と昼夜を問わない万能さ
シーバスはもちろんのこと、サワラやヒラメなど魚を食べるターゲット全般に有効です。夜釣りでのゆっくりとしたただ巻きから、日中の激しい動かし方まで幅広く対応します。
どのような状況でもしっかりと魚を連れてきてくれる、本当に頼りになるルアーです。ルアーボックスにひとつ入れておけば、第一線で間違いなく活躍してくれます。
X-80 MAGNUMのインプレ:悪かった点
内容を総括したまとめ
非常に優秀なルアーですが、使用する上で少し気になる点もいくつかあります。これらの弱点をあらかじめ理解しておけば、より快適に使いこなすことができるはずです。
リップがやや破損しやすい
水をしっかりつかむために、薄めの新しい形状のリップを採用しています。橋の脚などの硬い障害物や、磯の岩などに強くぶつけると割れる恐れがあります。
投げる精度が求められる場所を攻める際は、ぶつけないよう十分な注意が必要です。少し慎重に扱うことで、大切なルアーを長く使い続けることができるでしょう。
巻き抵抗(引き抵抗)がやや重め
しっかりと水を捉えて、強めのアピール波動を出すように設計されています。細身のルアーなどに比べると、リールを巻くのが少し重く感じることがあるのです。
長い時間激しいアクションを続けたり、流れが強い場所で巻き続けると手首に疲労がたまります。適度に休憩を挟むか、巻き速度を調整しながら使うのがとてもおすすめです。
着水後・超デッドスロー時の立ち上がりのもたつき
着水した直後や、極端に遅い速度で巻いた際に、泳ぎ出しが一瞬遅れることがあります。内部の重りが前方に戻りきらないことが原因で起こる、構造上の現象です。
着水した後に、軽く竿先をあおって重りを戻す動作を入れると簡単に解決します。このほんの少しのひと手間を加えるだけで、手元までしっかりと泳がせることが可能です。
柔らかすぎるタックル(ロッド)には不向き
18gの重さと強めの引き抵抗があるため、柔らかい竿とはあまり相性が良くありません。Lクラスのような柔らかい竿では、竿先が負けてしまいルアーをうまく動かせなくなります。
快適に扱い、ルアーの持つ本当の力を引き出すには、MLからMクラスの硬さの竿が最適です。ご自身の持っている道具と照らし合わせて、使いやすいか確認してみてください。
X-80 MAGNUMの使い方
内容を総括したまとめ
このルアーの性能を最大限に引き出すための、効果的な使い方をまとめました。状況に合わせてこれらの使い方を変えることで、釣果はさらにアップします。
ただ巻き(スロー 〜 ファストリトリーブ)
ゆっくり巻く使い方は夜の釣りにおいて非常に高い効果を発揮し、警戒心が強い魚に対して滑らかな自然な動きで見せて食わせることが可能です。
早く巻く使い方は、日中の釣りや見切られやすい状況に最適といえます。巻く速度を上げると、時折ルアーがバランスを崩して反射的な食いつきを誘ってくれます。
ジャーキング・トゥイッチング(ヒラ打ちダート)
X-80シリーズが持つ真骨頂ともいえる、魚を狂わせる最強の操作方法です。ただ巻きで追ってくるだけで食わない魚に、強制的にスイッチを入れさせます。
竿を下や横に向けて、鋭く弾くように数回あおるのがコツです。ルアーが左右へ鋭く飛び跳ねて光を反射し、一瞬止めた瞬間に魚が猛烈に襲いかかってきます。
ストップ&ゴー
ただ巻きの動作の中に、意図的に魚が食いつくタイミングを作る使い方です。リールを数回巻いた後に、一瞬だけピタッと巻く手を止めてみてください。
この動きを繰り返すことで、ルアーの後ろをついてきた魚が、ルアーが止まった瞬間にたまらず食いついてくるため、とても面白い釣り方です。
ドリフト(流し込み)
川や潮の流れが効いている場所で、大型のシーバスを狙う際にとても有効な方法です。流れの少し上流に向けて投げ、糸のたるみを回収する程度の遅さでリールを巻きます。
一般的な表層を泳ぐルアーとは違い、少し深い層にしっかりと入りながら流れていくため、一段下の深い場所に潜んでいる大型魚の目の前へ自然にルアーを送り込むことができます。
テクトロ(歩きながら引く)
沖にある堤防や、足場の高い岸壁沿いで釣りをする際に便利なテクニックです。ルアーを足元に落とし、少し糸を出してから壁沿いを歩きながらルアーを引っ張ります。
足元まできっちりと潜り続ける特性を活かし、壁に張り付いている魚を狙い撃ちできます。ただ歩くだけで簡単に釣れることがあるため、移動の際などにぜひ試してほしい方法です。
X-80 MAGNUMのインプレまとめ
今回は、メガバスの「X-80 MAGNUM」に関する実際の使用感や効果的な使い方について詳しく解説しました。一般的なシーバスルアーとは一線を画す、まるで本物の小魚のような動きが最大の魅力です。
圧倒的な飛距離と優れたレンジを維持する力を兼ね備え、強風などの悪条件でも頼りになります。シーバスだけでなく、サワラや青物など多くの小魚を食べる魚に対して非常に有効です。
リップの破損や巻き抵抗の重さなど、少し注意が必要な点もありますが、それ以上に得られる釣果が上回ります。ただ巻きや竿をあおるアクションなど、多彩な使い方でスレた魚の捕食スイッチを入れてみてください。
このルアーを使いこなすことができれば、今まで出会えなかった大物と出会える確率がぐっと上がるはずです。ぜひご自身のルアーボックスに加えて、次回の釣りでその圧倒的な実力を体感してみてください。


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