大野ゆうき氏監修でボトムのヒラ打ちドリフトが効くと噂の62mm18gの「カンナ18」
「中〜上級者向けで着底感知が難しくロストしやすい」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「カンナ18」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「カンナ18」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
カンナ18の基本スペック

まずは、カンナ18の基本的なスペックについて詳しく見ていきましょう。
このルアーは、扱いやすさと実釣性能を両立させるために、細部までこだわり抜いて設計されています。
| 商品名 | カンナ18(Canna18) |
| 全長 | 62mm |
| 重量 | 18g |
| フック | #8 |
| リング | #2 |
| タイプ | シンキング |
| アクション | バイブレーション / ダート |
| 定価 | 1,350円(税込1,485円) |
カンナ18の最大の特徴は、巻き始めの動き出しの良さと、軽い引き心地です。
これにより、幅広いリトリーブ速度に対応でき、初心者から上級者まで扱いやすい仕上がりになっています。
また、独自の「3passing water hole(水流を逃がす3つの穴)」と「V字型のボトム形状」が採用されています。
この構造により、ただ巻きでは反応しない魚に対して、上下左右のダートアクションやボトムでのヒラ打ちドリフトを演出し、猛烈にアピールすることが可能です。
フックサイズは#8を搭載
カンナ18には、弟分であるカンナ15よりも1番手大きい「#8」サイズのフックが搭載されています。
これにより、ランカークラスのシーバスが掛かっても安心してやり取りができる強度を確保されています。
フックサイズが上がったことで、魚を保持する力が向上しています。
また、18gという重量と相まって、遠投性能もアップしており、より広範囲のボトムを攻略するのに適した設計となっています。
カンナ18のカラーラインナップ
豊富なカラーバリエーションも魅力の一つです。
状況に合わせて使い分けることで、さらに釣果を伸ばすことができるでしょう。
- オーシャンブルー
- レモンソーダミント
- アーク
- ロイヤルコーラルピンク
- マッシュベイト
- チェッカー
- サンセットゴールド
- タイダルグリーン
- マットチャート
- PSC
カンナ18のインプレ:良かった点
ここからは、実際にカンナ18を使用して感じた「良かった点」を具体的に解説します。フィールドでの使用感をイメージしながら読み進めてみてください。
ボトムにアプローチしやすい
カンナ18は、カンナ15と比較して重量が3gアップしています。「たった3g?」と思われるかもしれませんが、この差が実釣では大きな意味を持ちます。
特に河川や港湾部のシャローエリア(浅場)において、流れの中で確実にボトムタッチできるかどうかの境界線となる重量です。
20gを超えるメタルバイブでは沈みが速すぎて根掛かりが多発しますが、18gなら適度な沈下速度で底を舐めるように引いてこれます。
数々のテストを経て導き出されたこの重量設定は、まさにシャローエリアのボトム攻略における黄金比と言えるでしょう。
重さの割に引き抵抗が軽い
一般的にルアーが重くなると、リールを巻く際の手ごたえ(引き抵抗)も重くなりがちです。
しかし、カンナ18は驚くほど引き抵抗が軽く設定されています。
他社の18gクラスのメタルバイブと比較しても、手首への負担が少ないため、長時間投げ続けても疲れにくいのが特徴です。
引き抵抗は軽いものの、ルアーの振動はしっかりと手元に伝わるため、水中の状況を把握しやすい点も評価できます。
飛距離はしっかりと稼ぎつつ、軽快な操作感で広範囲を探れるため、オープンエリアでのパイロットルアーとしても活躍します。
低水温期のボトム攻略に最適
冬場などの低水温期は、シーバスが底の方に沈んでしまい、表層のルアーにはなかなか反応してくれません。
そんな時こそ、カンナ18の出番です。
ボトム付近をスローに引いてきたり、リフト&フォールで誘ったりする釣りに非常に適しています。
15gでは浮き上がってしまうような場面でも、18gの重さがあればレンジ(泳層)をキープしやすく、魚の目の前にルアーを届けることができます。
実際に、冬の貴重な一匹をこのルアーで手にしたというアングラーの声も多く、低水温期の切り札として信頼されています。
フックが絡みにくい
メタルバイブの宿命とも言えるトラブルが、キャストやフォール時にフックがラインに絡まる「エビる」現象です。これが頻発すると釣りになりません。
カンナ18は、ボディ中央に設けられた穴の構造やバランス設計により、フックがボディに入り込んだりラインに絡んだりするトラブルが激減しています。
特にダートアクションやリフト&フォールを多用する際も、ストレスなく釣りを続けられる点は大きなメリットです。
トラブルレスであることは、チャンスを逃さないことにも繋がります。
カンナ18のインプレ:悪かった点
どんなに優れたルアーにも、苦手なシチュエーションや注意点があります。購入後に後悔しないよう、デメリットについても正直にお伝えします。
根掛かりしやすい
ボトム攻略に特化している反面、どうしても根掛かりのリスクはつきまといます。
特に底を意識して攻める釣り方をするため、障害物との接触は避けられません。
東京湾の都市型河川など、自転車や岩などの沈み物が多いエリアでは注意が必要です。いくら性能が良くても、物理的に引っかかってしまうことはあります。
ただし、これは「根掛かりギリギリの場所こそ魚がいる」というシーバス釣りの真理でもあります。
リスクを承知の上で攻めるための18gという設定ですので、地形変化を把握しながら慎重に操作することをおすすめします。
超高速巻きには不向き
カンナ18は引き抵抗を軽くするために、アクションがタイトに設定されています。
そのため、限界を超えた超高速巻きを行うと、バランスを崩してアクションが破綻してしまうことがあります。
通常の早巻き程度なら問題ありませんが、青物狙いのような極端なスピードでの使用にはあまり向いていません。
また、水深が非常に深いエリアで広範囲にアピールしたい場合、波動が弱く魚に気づかれない可能性もあります。
強い波動で魚を寄せたい場合や、青物を狙う際は、他社の強波動系メタルバイブと使い分けるのが賢い選択です。
カンナ18の使い方
カンナ18は、弟分のカンナ15と比較して、アングラーのロッド操作に応えるアクションの幅広さが魅力です。
カンナ15が低速から中速域での「ただ巻き」に特化しているのに対し、カンナ18は自ら仕掛けていく釣りにも対応しています。
もちろん、ただ巻くだけでも十分に釣れますが、状況に応じてアクションを加えることで、さらに釣果を伸ばすことが可能です。
ここでは、カンナ18のポテンシャルを最大限に引き出す3つの主要な使い方を解説します。
タダ巻き(リトリーブ)
基本にして最強のアクションが「ただ巻き」です。
カンナ18は巻き始めのレスポンスが非常に良く、リールを巻いた瞬間からブルブルと動き出します。
低速から中速域のリトリーブでは、手元に明確な振動が伝わるほどの強波動を発生させ、広範囲のシーバスにアピールします。
特に水深の浅い港湾部や河川では、ボトムを擦らないギリギリの速度で巻いてくるのが効果的です。
- 浅場では少し速めに巻く
- 深場ではゆっくり見せる
- 流れの変化を感じて巻く
引き抵抗が軽いため、長時間巻き続けても疲れにくいのが特徴です。
まずはこの基本操作で、その日の魚の活性や居場所を探ってみましょう。
ボトムフラットドリフト(平打ちドリフト)
ただ巻きでは反応しないスレた魚に口を使わせる奥義が「ボトムフラットドリフト」です。
これは、流れに乗せてルアーを送り込みながら、ボトム付近で「ヒラ打ち」アクションをさせるテクニックです。
具体的な操作方法は以下の通りです。
- キャストして着底させる
- ラインを張らず緩めずにする
- 流れに乗せて流す(ドリフト)
- 1秒に1回程度ロッドを煽る
カンナ18独自の「V字型のボトム形状」と「3 passing water hole(穴構造)」により、ロッドアクションに対してルアーがパタッと倒れ込み、瞬時に起き上がる動作を繰り返します。
この「倒れる・起きる」の明滅効果が、ボトムに張り付いたシーバスの捕食スイッチを強制的に入れます。
底の地形変化や魚の通り道をイメージしながら、丁寧に誘ってみてください。
ダート
日中の明るい時間帯や、水が澄んでいる状況では、ルアーが見切られやすくなります。
そんな時に有効なのが、ロッドを上下に動かしてルアーを左右に飛ばす「ダートアクション」です。
カンナ18は、上下のロッド操作に対して素直に反応し、上下左右へ不規則にダートするバランスセッティングが施されています。
予測不能な動きは、ルアーを追いきれない魚や、ただ巻きの一定速度では反応しない魚のリアクションバイトを誘発します。
「ここぞ」というポイントで変化をつけたい時に試してほしいテクニックです。
カンナ18のインプレまとめ
今回は、ボトム攻略の新たなスタンダード「カンナ18」について詳しく解説しました。
このルアーは、単なるサイズアップ版ではなく、明確なコンセプトを持って設計された実戦的なアイテムです。
根掛かりを恐れずに攻められる絶妙な18gという重量設定、長時間投げ続けられる軽い引き心地、そしてアングラーの意図通りに動かせる操作性の高さ。
これらは全て、厳しいフィールドで一匹を絞り出すための武器となります。
「ボトムの釣りは苦手」「根掛かりしてルアーを無くすのが嫌だ」と敬遠していた方にこそ、ぜひ使っていただきたいルアーです。
カンナ18があれば、今まで攻めきれなかったポイントが、あなたの独壇場に変わるかもしれません。
次の釣行では、ぜひカンナ18をボックスに忍ばせて、ボトムに潜むランカーシーバスとの出会いを楽しんでください。
その圧倒的な実釣性能を、あなたの手で体感してみましょう。


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