圧倒的な飛距離とジャーキングで釣れると噂の140mm23gの「ブローウィン! 140S」
「タダ巻きだとアクションが暴れすぎて使いにくい」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「ブローウィン! 140S」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「ブローウィン! 140S」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
ブローウィン!140Sとは?基本スペック
まずは、ブローウィン140Sの基本的なスペックを整理しましょう。このルアーは、ただのミノーではありません。
徹底的に「現場」で鍛え上げられた、実戦仕様のカタマリです。
以下の表に基本データをまとめました。
| 商品名 | Blooowin!140S(ブローウィン140S) |
| メーカー | BlueBlue(ブルーブルー) |
| 全長 | 140mm |
| 重さ | 23g |
| フック | #4 × 3個 |
| リング | #3 |
| レンジ | 約100cm |
| タイプ | シンキングミノー |
ブローウィン140Sの最大の特徴は、「逆風を貫く圧倒的な飛距離」と「食わせのダブルアクション」の両立です。
開発当初のコンセプトは「MT140-BW(最も飛ぶ140mmミノー、ブレークウィンドウ)」。向かい風をものともせず突き抜ける飛行性能を持たせるため、内部にはタングステンウェイト球を3個搭載しています。
このウェイト球が状況に応じて安定移動するように精密設計されており、特許技術によって揺れによる失速を防いでいます。その結果、逆風や横風が強いタフな状況でも、矢のようにポイントへ飛んでいきます。
アクション面では、力強いウォブンロール(体を揺らしながら回転する動き)に加え、軌道がS字を描くような「ダブルアクション」を採用しています。この独特な動きが、大場所に潜む賢い魚のリアクションバイトを誘発するのです。
定価は2,250円(税込 2,475円)
メーカー希望小売価格は、税込で2,475円です。
昨今のルアー価格高騰を考えると、140mmクラスのミノーとしては標準的な価格設定と言えます。
しかし、ご存知の通り人気がありすぎて店頭で見かけることは稀です。ネットオークションやフリマアプリでは、定価の2倍以上で取引されることも珍しくありません。
転売価格に注意しつつ、釣具店の入荷情報やメーカーのオンラインショップ抽選販売などをこまめにチェックすることをおすすめします。
フックサイズは#4を3本搭載
標準装備のフックは、#4サイズが3本です。
3フックシステムのメリットは、ショートバイト(浅い食いつき)でも絡めとるようにフッキングできる点にあります。特にシーバスやヒラメのような、噛みつき型のバイトをする魚に対して高いフッキング率を誇ります。
飛距離は50m前後
公式な平均飛距離数値は非公表ですが、実際にフィールドでキャストすると、平均して50m〜60m前後の飛距離が出ます。
条件が良い追い風の時や、タックルバランスが完璧に合った時には、70mクラスの超遠投が決まることもあります。
この「安定して飛ぶ」という性能が、アングラーに心の余裕を与えてくれます。
レンジは1M(100cm)前後
潜行レンジ(泳ぐ深さ)は、約100cmです。
足場の高い堤防や磯場でも足元までしっかり水を噛んで泳ぎ切るため、ピックアップ寸前のバイトも逃しません。
逆に、水深が1mを切るような極浅のシャローエリアでは底を擦ってしまうため、使用には注意が必要です。
ブローウィン!140Sのカラーラインナップ
ブローウィン140Sはカラーバリエーションも豊富です。状況に合わせて使い分けることで、釣果をさらに伸ばすことができます。
- #01 ブルーブルー
- #02 レッドヘッドホロ
- #03 チャートバックパール
- #04 カタクチイワシ
- #06 ピンクキャンディ
- #07 コノシロ
- #08 ピンク/チャートクリア
- #09 アカキン
- #10 グリーンブルー
- #11 ブルーブルークリア
- #12 ゴールドサバ
- #14 ピンクキャンディホロ
- #15 レッドビアー
- #16 房州アジ
- #17 ラフブルー
- #20 シルクイワシ
- #23 がつん!とキウイ
- #24 ダブルチャートシルバー
- #25 スケスケサラシ
- #27 エクストリームキャロット
- #37 フラッシュカーズ
- #38 ゴールデンゲンガー
WEB限定カラー
BlueBlueの公式オンラインショップ限定で販売されている特別なカラーもあります。これらはさらに希少性が高く、見つけたら即買いレベルです。
- フルクリア(UV)
- ミラージュピンク
- ハイブリッジ
- マットピンク
- ストリームライダー
- 日輪
ブローウィン!140Sのインプレ:良かった点
ここからは、実際に私が現場で使い込んで感じた「ブローウィン140Sの凄さ」を忖度なしでインプレッションします。
結論から言うと、このルアーは「釣れる理由が明確にある」傑作です。具体的に何が良いのか、以下のポイントに分けて解説します。
圧倒的な飛距離と安定した飛行姿勢
まず感動するのが、その飛距離です。
140mmというやや大きめのボディですが、キャストした瞬間に「スパッ!」と空気を切り裂いて飛んでいきます。
これは内部に搭載された3つのタングステンウェイトによる重心移動システムの恩恵です。特筆すべきは、向かい風や横風の時です。
普通のミノーなら風に煽られて回転し、失速してしまうような場面でも、ブローウィンは姿勢を崩しません。
サーフや磯など、「あと10m飛べば魚がいるのに」というもどかしい状況を一発で解決してくれます。
魔法のアクション「ブローウィンジャーク」
このルアーを語る上で外せないのが、通称「ブローウィンジャーク」です。
ロッドを強めに弾いてジャーキングを行うと、ルアーが左右へ大きく、かつキレのあるダート(横っ飛び)をします。
この動きが尋常ではありません。ただ泳いでいるだけの小魚には見向きもしないスレたシーバスや、ニュートラルな状態の青物が、この動きを見た瞬間に狂ったように襲いかかってきます。
「ここに魚はいない」と思っていた場所からでも、無理やり魚を引きずり出す力があります。
「ただ巻き」でも釣れる力強いウォブンロール
ジャーキングばかりが注目されがちですが、実は「ただ巻き」も超優秀です。
力強いウォブンロールアクションで、水中で強い波動を出して魚にアピールします。そして、流れの変化(カレント)に入った瞬間、ふとバランスを崩すような動きを見せます。
この自動的に発生する「食わせの間」が、アングラーの技術を補ってくれます。
初心者の方でも、投げて巻くだけで十分に釣果を出せるルアーです。
あらゆるフィールド・魚種に対応する汎用性
使えるシチュエーションの広さも魅力です。
サーフでのヒラメ狙い、磯でのヒラスズキや青物、堤防からのタチウオやサワラゲーム、そして大河川でのランカーシーバス。
水深と飛距離さえマッチすれば、どんな場所でも一軍として活躍します。
ボックスに一つ入れておけば、「迷ったらとりあえずブローウィン」という安心感があります。
ブローウィン!140Sのインプレ:悪かった点
どんなに優れたルアーにも、弱点はあります。購入してから後悔しないよう、デメリットもしっかりお伝えします。
特に「入手難易度」や「破損リスク」については、事前に知っておくべき重要なポイントです。
とにかく手に入らない(入手難易度と転売問題)
これが最大の欠点であり、多くのアングラーの悩みの種です。
人気がありすぎて、釣具店に入荷しても数分で完売。ネットショップでも常に在庫切れ。
結果として、フリマアプリ等で定価の倍以上の価格で転売されるのが常態化しています。
「ルアーとしての性能は素晴らしいのに、買えないから使えない」「ロストするのが怖くて投げられない」という本末転倒な状況になりがちです。
リップが折れやすい(破損リスク)
細身のボディに対して、水受けを良くするための長めのリップが付いています。
このリップが、物理的な衝撃にやや弱いです。
橋脚ギリギリを攻めてぶつけたり、磯場で岩に当てたり、キャストミスで水面に強く叩きつけてしまうと、根元からポッキリ折れることがあります。
入手困難なルアーだけに、折れた時の精神的ダメージは計り知れません。
1日中ジャークし続けると手首や腕が疲れる
「ブローウィンジャーク」は釣れますが、人間側の負担も大きいです。
140mmのボディとリップが受ける水圧(引き抵抗)はそれなりにあります。
軽い力でもダートするように設計されていますが、長時間連続してロッドをあおり続けると、手首や腕にかなりの疲労が溜まります。
適度な休憩を挟まないと、翌日は筋肉痛確定です。
シャロー(浅瀬)では根掛かりしやすい
「140S」はシンキング(沈む)モデルで、潜行深度は約100cm以上です。
そのため、水深が1m未満のドシャローエリアや、干潮時の河川などではすぐにボトムを擦ってしまいます。
根掛かりしてロストするリスクが高いため、水深のある場所を選んで使う必要があります。
大型青物狙いだと純正フックの強度が足りない
標準の#4フックは、シーバスやヒラメにはベストですが、大型の青物相手には少々心許ないです。
磯や堤防でブリクラスや大型サワラを掛けると、強引なファイトをした際にフックが伸ばされたり折られたりすることがあります。
青物メインで使う場合は、太軸のフックに交換(チューニング)するのが無難ですが、重いフックにするとアクションのキレが少し鈍るというジレンマがあります。
ブローウィン!140Sの使い方
ブローウィン140Sは、ただ投げて巻くだけでも十分に釣れるルアーです。
しかし、そのポテンシャルを100%引き出し、他のアングラーと差をつけるためには、状況に応じた使い分けが欠かせません。
ここでは、実績の高い3つの主要なアクションについて、具体的な操作方法を解説します。
まずは、それぞれの使い方がどんな場面で有効なのかを整理しました。
| アクション | 有効な場面・ターゲット |
| ジャーキング | 日中、見切られる時、サワラ・青物 |
| ただ巻き | 夜間、広範囲探る時、シーバス・ヒラメ |
| ストップ&ゴー | サーフ、ボトム付近、ヒラメ・マゴチ |
| ドリフト | 河川の流れ込み、橋脚明暗、シーバス |
魔法のアクション「ブローウィンジャーク」(ジャーキング)
ブローウィンを語る上で絶対に外せないのが、ロッド操作でルアーを強制的に動かす「ジャーキング」です。
日中の明るい時間帯(デイゲーム)や、魚がルアーに興味を示すものの食いつかない状況で、捕食スイッチを無理やり入れる最強のメソッドです。
- キャストして狙いの深さまで沈める
- ロッドを下か横に構える
- 「パンッ!パンッ!」と鋭くあおる
- あおった直後に糸の張りを緩める
- 数回ジャークしたら一瞬止める
最大のコツは、ロッドをあおった直後に「一瞬だけラインの張りを緩める(糸フケを出す)」ことです。
糸を張りっぱなしにすると、ルアーが引っ張られて動きが小さくなってしまいます。
あえて糸をたるませることで、ルアーが自由になり、左右へ鋭く大きく飛ぶ「ダートアクション」が生まれます。この予測不能な動きを見た魚は、思わず反射的に口を使ってしまいます。
- 日中の活性が低いシーバス
- ブリやカンパチなどの青物
- 動きに敏感なサワラやタチウオ
強波動の「ただ巻き」(リトリーブ)
夜釣り(ナイトゲーム)や、魚がどこにいるかわからず広範囲を探りたい時は、「ただ巻き」が最も効率的です。
ブローウィン140Sは、力強い「ウォブンロール(体を揺らしながら回転する動き)」で泳ぎ、遠くの魚にも存在を気づかせます。
スローリトリーブ(ゆっくり巻き)
夜のシーバス狙いでは、1秒間にハンドル1回転弱くらいのゆっくりとしたスピードが基本です。
流れが速い場所に差し掛かると、ルアーが自動的にふらついてバランスを崩します。
この「千鳥アクション」が絶妙な「食わせの間」となり、オートマチックに魚を連れてきます。
ミディアム〜ファストリトリーブ(早巻き)
青物やサワラ、サーフでのヒラメ狙いでは、少し早めに巻くのが有効です。
高速で巻いても水面から飛び出しにくく、足元の波打ち際までしっかり泳ぎ切ります。
回収寸前まで気が抜けないドキドキ感を味わえます。
- 夜間の警戒心が薄いシーバス
- サーフのヒラメやマゴチ
- サラシの中のヒラスズキ
「ストップ&ゴー」と「ドリフト」
さらに釣果を伸ばすための応用テクニックとして、「ストップ&ゴー」と「ドリフト」があります。
状況に合わせて使い分けることで、さらに多くの魚に出会えるはずです。
ストップ&ゴー
サーフでヒラメやマゴチなど、底(ボトム)付近にいる魚を狙う際に有効です。
ハンドルを3〜4回巻いて、動きを止めて数秒沈める(フォール)を繰り返します。
シンキングルアーなので、止めている間にゆらゆらと沈んでいく動きに、魚がたまらず飛びついてきます。
ドリフト
川でのシーバス狙いで威力を発揮するテクニックです。
上流側へキャストし、余分な糸フケだけを巻き取りながら、川の流れに乗せてルアーを流します。
まるで弱った小魚が流されているように演出でき、橋の明暗部などに流し込むと「ドンッ!」と重たいバイトが出ます。
ブローウィン!140Sに関するよくある質問
ブローウィン140Sを使おうと考えているアングラーから寄せられる、よくある質問をまとめました。
特に青物狙いでの使用感や、フックセッティングについての疑問を解消します。
よくある質問の回答まとめ
まずは、質問に対する回答を簡潔にまとめました。
| 質問内容 | 回答の要点 |
| 青物にも使える? | 大いに使える。サワラには特に最強。 |
| フックはそのままで良い? | 青物なら太軸への交換を推奨。 |
| どんなロッドが良い? | M〜MHクラスのシーバスロッド推奨。 |
サワラなどの青物でも使える?
結論から言うと、大いに使えます。
むしろ、船からのサワラキャスティングや、堤防からの青物狙いにおいて「鉄板ルアー」と呼ばれるほどの実績があります。
本来はシーバス用として開発されましたが、以下の理由から青物アングラーにも愛用されています。
圧倒的な飛距離
青物釣りでは「届くかどうか」が勝負の分かれ目になります。
タングステンウェイトによる重心移動システムのおかげで、向かい風でも矢のように飛び、沖のナブラ(魚の群れ)を直撃できます。
ジャーキングアクションが効く
ブローウィンの真骨頂であるジャーキングは、特にサワラに対して強烈な効果があります。
ただ巻きでは反応しない魚も、左右に鋭く飛ぶイレギュラーな動きを見ると、本能的に襲いかかってしまいます。
ただし、10kgを超えるような大型のブリやヒラマサが相手だと、ルアー内部の構造が耐えきれない可能性があります。
サワラやワラサ(中型青物)クラスであれば、問題なくファイトを楽しめます。
青物用のフック交換・チューンは?
青物はシーバスに比べて引きが強く、特にサワラは歯が鋭いため、純正フックのままでは危険です。
フックが伸ばされたり折られたりして泣かないよう、ターゲットに合わせたフック交換(チューニング)を強くおすすめします。
以下の表に、推奨するフックセッティングをまとめました。
| ターゲット | 推奨フック例 | 推奨リング | 特徴 |
| 基本・シーバス | 純正 #4 | 純正 #3 | バランス重視。 動きが一番良い。 |
| サワラ・中型青物 | ST-56 #4 fimoフックMH #4 | #4 | サイズは変えず太軸化。 強度アップ。 |
| 大型青物 | ST-56 #3 STX-58 #3 | #4 | サイズアップ。 強度は最強だが動きは重くなる。 |
サワラ対策のワンポイント
サワラの鋭い歯でリーダー(ハリス)を切られるのを防ぐため、あえて真ん中のフックを外すチューニングもあります。
前後の2本フック仕様にすることで、フッキング率は多少下がりますが、リーダーを噛まれるリスクを減らせます。
また、魚を外す作業が早くなるので、時合い(魚が釣れる短い時間)を逃さずに手返し良く釣ることができます。
ブローウィン!140Sのインプレまとめ
ブローウィン140Sは、単なる「飛ぶだけのミノー」ではありません。
アングラーの意思通りに操れる操作性と、魚を狂わせる「魔性のアクション」を秘めた、唯一無二のルアーです。
入手困難な状況は続いていますが、もし運良く手に入れることができれば、あなたの釣りは劇的に変わるはずです。
向かい風を切り裂き、遥か彼方のポイントへ。
そして、ロッドから伝わる「ドンッ!」という衝撃とともに、最高の魚との出会いが待っています。
さあ、ブローウィン140Sを持って、フィールドへ出かけましょう。


コメント