小粒なのに圧倒的な飛距離が出ると噂の65mm13.4gの「スイッチヒッター 65S」
「引き抵抗が軽すぎて何をしているか分からない」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「スイッチヒッター 65S」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「スイッチヒッター 65S」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
スイッチヒッター 65Sとは?基本スペック
スイッチヒッター 65Sは、河川やサーフ、干潟などの浅いエリアを攻略するために生まれました。
まずは、その基本スペックを以下の表で確認しましょう。
| アイテム | モアザン スイッチヒッター 65S |
| サイズ(mm) | 65 |
| 標準自重(g) | 13.4 |
| 有効レンジ(m) | 約0.2~0.8 |
| タイプ | シンキング |
| 飛距離(m) | MAX:67.0 / Ave:65.7 |
| 標準装備フック | #10トレブル |
| 標準装備リング | #2 |
| アクション | 不規則スラローム |
| メーカー希望本体価格 | 1,750円 |
このルアーの最大の特徴は、65mmというコンパクトなボディでありながら、平均65mを超える飛距離を出せる点です。
向かい風や横風が吹く状況でも、安定して遠くのポイントへ届けることができます。
■誰でも簡単に釣れるアクション
操作は非常にシンプルです。
基本的には「スローリトリーブのタダ巻き」だけで問題ありません。
流れの変化に敏感に反応し、不規則なスラロームアクションを発生させます。
この動きが、やる気のないシーバスの捕食スイッチを強烈に刺激するのです。
■攻略のコツは「アップストリーム」
プレッシャーが高い激戦区では、上流側に投げる「アップストリームキャスト」がおすすめです。
流されてくる小魚が、シーバスの斜め前に現れるようなイメージで巻いてみてください。
■こだわり抜いた設計
ボディ素材にはボーン素材(白樹脂)などが採用されています。
これにより、デッドスローでも水平姿勢を保ち、しっかりと泳ぎきることが可能です。
ただ飛ぶだけのルアーとは一線を画す、「釣るため」のこだわりが詰まっています。
フックサイズは#10を搭載
スイッチヒッター 65Sには、純正で#10のトレブルフックが搭載されています。
このサイズは、65mmのボディに対してベストなバランスです。
フック選びで重要なのは、ルアーの動きを妨げないことと、掛かりの良さです。
#10サイズであれば、吸い込みの弱いシーバスのバイトもしっかりと捉えることができます。
もし大型のシーバスが多いエリアや、強引なやり取りが必要な場所では、フックの強度に注意してください。
状況に応じて、太軸のフックへの交換を検討するのも良いでしょう。
ただし、サイズを変えすぎるとアクションが変わるため、バランスを見ながら調整してください。
スイッチヒッター 65Sのカラーラインナップ
シーバス釣りにおいて、カラー選択は釣果を分ける重要な要素です。
スイッチヒッター 65Sは、様々な状況に対応できる豊富なカラーが揃っています。
ベイトフィッシュに合わせたリアルな色から、濁りに強いアピール系まで網羅されています。
主なカラーラインナップは以下の通りです。
- エメラルドパール鮎
- ゴールドレインボー
- レーザーマイワシ
- レーザーレッドヘッド
- ライムチャートコノシロ
- パールオレンジベリー
- 3Dイナッ子
- ブラピン
- マットライムチャート
- アデルキビナゴ
- アデルバーニングイワシ
- アデルブルピンイワシ
- アデル不夜城
- 小沼スペシャル
- 小沼スペシャルVer.煌
特に「アデル」シリーズは、魚の魚皮をリアルに再現したホログラム技術が使われています。
日中の澄んだ潮や、スレた魚に対して非常に効果的です。
また、ナイトゲームや濁りが入った状況では、「ライムチャートコノシロ」や「レッドヘッド」などが実績の高いカラーです。
フィールドの状況に合わせて、いくつかのカラーを使い分けることで、さらなる釣果アップが期待できます。
スイッチヒッター 65Sのインプレ:良かった点
実際にフィールドで使い込んでみて感じた、このルアーの優れたポイントを紹介します。
「小さいのに飛ぶ」「巻くだけで釣れる」という評判は本当なのか、その実力に迫ります。
結論から言うと、スイッチヒッター65Sは「飛距離と食わせ能力が両立した唯一無二のルアー」です。
特に以下の5つの点が、他のルアーにはない大きな武器だと感じました。
クラス最高レベルの圧倒的な飛距離
まず驚かされるのが、そのキャスト性能です。
全長65mmというコンパクトなボディですが、キャストすると弾丸のように飛んでいきます。
13.4gという、このサイズにしては重めの設定と空気抵抗の少ない形状が効いています。
強風や向かい風の状況でも、飛行姿勢が崩れにくく、狙ったポイントへ一直線に突き刺さります。
「あそこのボイルまであと少し届かない…」
そんな悔しい思いをしてきたアングラーにとって、この飛距離は最強の味方になるはずです。
「タダ巻き」だけで釣れるオートマチックなアクション
難しいロッド操作は一切必要ありません。
リールをただ巻くだけで、ルアーが勝手に仕事をしてくれます。
基本は不規則でワイドなS字スラロームアクションです。
ゆらゆらと艶めかしく泳ぎ、魚の視覚に訴えかけます。
さらに凄いのが、流れの変化に入った瞬間に発生する「千鳥アクション」です。
バランスをあえて崩すような動きが、追尾してきたシーバスに食わせのタイミングを与えます。
浮き上がりが早く、激浅シャローを引ける
シンキングタイプですが、沈みすぎる心配がありません。
巻き始めるとすぐに浮上し、水面直下から数十センチの浅いレンジをキープできます。
これにより、水深が膝下ほどしかないような激浅の河川や干潟でも攻略可能です。
根掛かりを恐れずに、浅場に差してきたやる気のある魚を狙い撃ちできます。
表層を意識しているけれど、トップウォーターには出きらない。
そんなもどかしい状況で、水面直下を引けるこの性能が独壇場となります。
マイクロベイトパターン最強の切り札
春先に見られるハク(ボラの稚魚)やアミなど、ベイトが小さい時期に絶大な威力を発揮します。
12cmクラスのミノーには見向きもしない魚も、このサイズ感なら口を使います。
偏食してセレクティブになったシーバスに対し、シルエットと波動の両面でマッチします。
「魚はいるのに食わない」という状況を打開する、最後の切り札として活躍するでしょう。
着水音が静か
固定重心システムを採用しているため、着水時に「カチャン」という音が鳴りません。
重心移動システム特有のラトル音がしないので、魚に無用なプレッシャーを与えずに済みます。
特に静まり返った夜のポイントや、スレた魚の頭上にキャストする際に有利です。
「ポチャン」という自然な着水音で、違和感なくアプローチを開始できます。
スイッチヒッター 65Sのインプレ:悪かった点
どんなに優れたルアーにも、苦手なシチュエーションや弱点は存在します。
購入してから後悔しないよう、気になった点も正直にお伝えします。
主な懸念点はフックの強度と、使い方が限定される点です。
これらを理解した上で使用すれば、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
純正フックが小さく、伸びやすい(#10番)
このルアー最大の弱点とも言えるのが、フックサイズです。
ボディとのバランスを考慮して、#10という小さめのトレブルフックが搭載されています。
セイゴやフッコクラスなら問題ありませんが、ランカークラスが掛かると強引なやり取りは危険です。
ドラグを締めすぎると、フックを伸ばされてバラしてしまうことがあります。
サイズを上げて強化したいところですが、#8などに交換すると前後のフックが絡みやすくなります。
大物が想定される場合は、太軸のフックへの交換や、慎重なファイトが求められます。
早巻きには対応していない
リールを巻くスピードを上げすぎると、アクションが破綻してしまいます。
水面から飛び出したり、回転してしまったりするため、高速リトリーブには向きません。
デイゲームで青物を狙うような、見切られないための超高速巻きは苦手です。
あくまで「スローからミディアム」の速度域で、じっくり見せて食わせるルアーだと割り切りましょう。
流れが全くない場所や、超デッドスローでの沈下
小粒ながら重量があるため、流れのない止水域で極端に遅く巻くと沈んでしまいます。
浮き上がりやすい設計とはいえ、ある程度の速度か、ルアーを持ち上げてくれる流れが必要です。
流れが完全に止まっている港湾部などで、超デッドスローで表層を引くのは少しテクニックがいります。
ロッドを立ててレンジを維持するなどの工夫が必要です。
スイッチヒッター 65Sの使い方
このルアーの性能を最大限に引き出すための、具体的な操作方法を解説します。
基本さえ押さえれば、誰でも簡単に釣果を出せるのが魅力です。
難しく考える必要はありません。
基本は「巻くだけ」、応用として「流す」「止める」を覚えれば完璧です。
基本操作:「タダ巻き」が9割
最も釣れる使い方は、余計なアクションを加えずに「ただリールを巻くこと」です。
ロッドでチョンチョンと動かす必要はありません。
■スピードの目安
- デッドスロー(2〜3秒でハンドル1回転):夜間や活性が低い時。
- スロー(1秒でハンドル1回転):基本となる速度。
巻いている時に手元に「ブルブル」という抵抗感がなくても大丈夫です。
「スカスカ」と抜けるような抵抗感こそが、スレたシーバスに効くナチュラルな波動の証です。
信じて巻き続けることが、釣果への一番の近道です。
レンジ(泳ぐ深さ)のコントロール
ロッドの角度を調整することで、探る深さを変えることができます。
状況に合わせて使い分けてみましょう。
■水面直下(0〜20cm)を攻める場合
- 着水後、すぐに巻き始める。
- ロッドを立てて巻く。
水面にV字の引き波が出るか出ないかのギリギリを引くのがコツです。
バチ抜けやイナッコパターンの時に最強のメソッドとなります。
■少し下(30〜60cm)を攻める場合
- 着水後、1〜3秒ほど沈めてから巻く。
- ロッドを寝かせて巻く。
風が強い時は、ラインが煽られないようにロッドを下げると安定します。
最強メソッド:「流れに乗せる(ドリフト)」
河川などの流れがある場所では、「流れに流し込む」使い方が極めて有効です。
自分の方へ巻いてくるのではなく、ルアーを流れに同調させます。
- 上流側(アップクロス)にキャストする。
- 糸ふけを取る程度の速度でゆっくり巻く。
- ルアーの頭を上流に向けたまま流す。
ルアーが下流へ流れきって向きが変わる「ターン」の瞬間に注目してください。
ここで自動的にフラつきアクションが発生し、シーバスの捕食スイッチが入ります。
「ドン!」という強烈なバイトが待っています。
応用:ストップ&ゴー(フォール)
橋脚の裏や壁際など、魚の居場所が分かっている時に効果的です。
リールを数回巻いて、ピタッと止める動作を繰り返します。
スイッチヒッターは、水平姿勢で揺れながら沈む「シミーフォール」をします。
止めた瞬間に、弱った小魚がふらっと沈んでいく様子を演出できるのです。
「巻いて、止めて(2秒)、巻いて…」
この繰り返しの間に、食わせの間を作ってあげましょう。
スイッチヒッター 65Sに関するよくある質問
購入を検討している方からよく寄せられる疑問についてお答えします。
用途やターゲットについての不安を解消しましょう。
シーバス以外にも使えるのか、という質問が特に多いです。
スイッチヒッター 65Sはメバルでも使える?
結論から言うと、大型のメバル(尺メバル)狙いに非常に有効です。
一般的なメバル用プラグよりも飛距離が出るため、竿抜けポイントを攻略できます。
特に磯場やサーフなど、広範囲を探る必要があるフィールドで活躍します。
使い方もシーバスと同様に、スローリトリーブやドリフトでOKです。
ただし、フックが太軸なので、メバルの吸い込みを良くするために細軸に変えるのも一つの手です。
不意の大物外道(シーバスや青物)が掛かることもあるので、タックル強度には注意してください。
スイッチヒッター 65Sのインプレまとめ
今回は、ダイワの「モアザン スイッチヒッター 65S」について詳しく解説しました。
このルアーの魅力を最後にもう一度振り返ってみましょう。
■スイッチヒッター65Sのポイント
- 65mmとは思えない圧倒的な飛距離
- 巻くだけで釣れる不規則スラローム
- 激浅シャローも根掛かりせずに引ける
- マイクロベイトパターンに最適
- 流れに乗せるドリフト釣法が強力
「あと少し飛べば届くのに」「浅すぎて引けるルアーがない」
そんなアングラーの悩みを解決してくれる、頼れる相棒になるはずです。
使い方もシンプルで、初心者から上級者まで誰でも結果を出せるルアーです。
ぜひ、あなたのタックルボックスに忍ばせて、その実力をフィールドで体感してみてください。
きっと、今まで獲れなかった一本に出会えるはずです。
最高の釣りシーズンを、スイッチヒッターと共に楽しみましょう。


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