圧倒的な飛距離が出ると噂の、98mm・16gの「バーティス 98F-SSR」
「アクションが大人しすぎてアピール不足」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「バーティス 98F-SSR」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「バーティス 98F-SSR」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
バーティス 98F-SSRとは?基本スペック
| ルアー名 | ショアラインシャイナーZ バーティスR 98F-SSR |
|---|---|
| サイズ | 98mm |
| 標準自重 | 16.2g |
| タイプ | スローフローティング |
| 有効レンジ | 約30cm~50cm |
| 飛距離 | MAX:70.5m / Ave:67.7m |
| フック | #4 トレブル |
| リング | #3 |
| アクション | ヌルヌルロールアクション |
| 価格 | 2,200円(メーカー希望本体価格) |
ダイワから発売されている「ショアラインシャイナーZ バーティスR 98F-SSR」。
このルアーは、特にシャロー(浅場)攻略に特化したフローティングミノーです。
98mmという一口サイズでありながら、驚異的な飛距離を叩き出します。
まずは、その基本スペックを詳しく見ていきましょう。
このルアーの最大の特徴は、なんといってもその「飛び」です。
エアロボディと大型ウエイトの搭載により、平均飛距離67.7mを実現しました。
向かい風や横風の中でも、矢のようにポイントへ突き刺さります。
また、「マグロック Ver.S+R」という重心移動システムも見逃せません。
キャスト時はウエイトが後方へ移動し、着水後はスムーズに前方へ戻ります。
これにより、着水直後の立ち上がりが非常に速く、無駄な移動距離を抑えることができます。
流れの速い河川でも、しっかりと水を噛んで泳ぎ出してくれるでしょう。
レンジは約30cm~50cm
バーティスR 98F-SSRの真骨頂は、この絶妙なレンジ設定にあります。
水面直下30cmから50cmという層は、シーバスがベイトを追い詰める捕食ゾーンです。
干潟や河川の岸際など、水深の浅いエリアでも安心して引くことができます。
アクションは、派手すぎない「ヌルヌルロールアクション」です。
これは、弱った小魚のような動きを演出し、スレたシーバスにも警戒心を与えません。
特に春先のバチパターンや、小型のイナッコを捕食している時に効果を発揮します。
流れの中での安定性も抜群です。
ドリフト釣法(流れに乗せて流す釣り方)でも、姿勢を崩さずに漂ってくれます。
クリアウォーターや激戦区のポイントでも、魚に見切られにくいのが強みです。
バーティス 98F-SSRのカラーラインナップ

ルアーフィッシングにおいて、カラー選択は非常に重要です。
バーティスR 98F-SSRは、様々な状況に対応できる豊富なカラーが揃っています。
- アデルチャートヘッドイワシ
- アデルバーニングイワシ
- アデル不夜城
- ケイムラ生シラス
- チャートバックパール
- チャートヘッドイナッ子
- マットチャートイワシ
- レーザーマイワシ
- クリアアデルキャンディ
- チャートヘッドモヒート
- ホワイトブルーアイ
例えば、濁りの強い日や夜間には「チャート系」がアピール力抜群です。
逆に、水が澄んでいる日中などは「イワシ系」や「クリア系」がナチュラルに誘えます。
ダイワ独自のホログラム技術「アデル」を採用したカラーは、魚の皮のような輝きを放ちます。
状況に合わせた使い分けで、さらなる釣果アップを狙ってください。
バーティス 98F-SSRのインプレ:良かった点
実際にフィールドで使い込んでみて感じた、このルアーの具体的なメリットをお伝えします。
一言で言えば、「小さな巨人」と呼ぶにふさわしい性能を秘めていました。
私が現場で感じた「釣れる理由」となる4つのポイントを深掘りしていきましょう。
9cmクラスとしては規格外の飛距離
投げた瞬間に「おっ!」と声が出るほど、気持ちよく飛んでいきます。
ボディは98mmとコンパクトですが、計算されたウエイトバランスとエアロボディが効いています。
さらに「マグロック Ver.S+R」システムが搭載されているため、飛行姿勢が乱れません。
平均で60mオーバーという飛距離は、広大な干潟や河口でも大きな武器になります。
向かい風が吹くタフな状況でも、風を切り裂いてポイントまで届くキャスタビリティは圧巻です。
届かないボイルに歯痒い思いをしてきたアングラーにとって、強力な味方になるでしょう。
「#4フック」を2本搭載している安心感
シーバスアングラーとして、ここが最大のメリットだと言い切れます。
通常、90mmクラスのミノーには#6や#8といった細いフックが付いていることがほとんどです。
しかし、バーティスR 98F-SSRは、大型ミノーと同じ「#4」フックを背負えます。
これにより、不意にランカーシーバスや青物が掛かっても、真っ向勝負が可能です。
フックを伸ばされる心配をせずに、ドラグを締めて強引に寄せることができます。
ストラクチャー(障害物)周りで、魚に主導権を渡せない場面では特に重宝します。
マイクロベイトパターンに強いサイズ感
春先や初夏など、ベイトフィッシュが小さい時期には最強の選択肢となります。
イナッコ、ハク、稚アユなどがメインベイトの時、120mmクラスでは見切られることが多々あります。
そんな時、98mmという一口サイズなら、警戒心の高い魚も思わず口を使ってしまいます。
ルアーの存在感をあえて消したい時や、プレッシャーが高い激戦区でも非常に有効です。
「いるけど食わない」という状況を打破するための、切り札的な存在と言えるでしょう。
キビキビとしたレスポンスの良さ
ボディが小さい分、水の抵抗を受け流しやすく、アクションの立ち上がりが早いです。
デッドスロー(超低速)で巻いても、しっかりとロールアクションが出て魚を誘います。
着水直後のワンアクション目で食ってくることも多く、勝負の早さが魅力です。
流れの変化を掴みやすく、ルアーが今どのような状態にあるかが手元に伝わってきます。
バーティス 98F-SSRのインプレ:悪かった点
もちろん、どんなルアーにも苦手な状況やデメリットは存在します。
実際に使っていて感じた「ここが惜しい」「使いにくい」と感じた点も正直にレビューします。
これらの特性を知った上で使い分ければ、より効果的な攻め方ができるはずです。
荒れた海や大場所でのアピール力不足
98mmというサイズゆえに、広大なフィールドでは存在感が消えてしまうことがあります。
特にサーフや濁りのきつい大河川、波が高い磯などでは、魚に見つけてもらえないケースがあります。
アクションもナチュラルなロール主体なので、遠くの魚を寄せる力はそれほど強くありません。
「魚の目の前を通す」という意識が必要で、広範囲から魚を呼ぶサーチベイトには不向きです。
そのような状況では、125Fや140Fといった大きめのルアーを選ぶ方が無難でしょう。
2フックによるフッキング率の低下
大型フックを搭載できる反面、フックの数は2本となっています。
125Fなどの3本フックモデルに比べると、どうしてもフッキング率が下がる場面があります。
特に「コンッ」とついばむようなショートバイトに対しては、掛けきれないことが増えるかもしれません。
活性が低く、じゃれつくようなバイトが多い時は、3本フックのルアーに分があります。
操作感がさらに希薄
125F以上に引き抵抗が軽く、手元に伝わる感覚が非常にソフトです。
流れの強弱を感じ取るには、感度の良いタックルセッティングが求められます。
ビギナーの方にとっては、「ルアーがどこにあるか」「ちゃんと泳いでいるか」が分かりにくい場合があります。
特に風が強い日や、流れが複雑な場所では、何をしているか分からなくなるかもしれません。
足場の高さにはさらに弱い
ボディが軽く浮力も高いため、足場が高い場所では使いにくいのが正直なところです。
ロッドの先端を水面に近づけられないような堤防などでは、ルアーが水面を滑ってしまいます。
また、横風が強い状況でもラインが煽られやすく、レンジキープが難しくなります。
ウェーディングや低い護岸など、水面に近い立ち位置での使用が基本となります。
バーティス 98F-SSRの使い方
このルアーの特性を最大限に活かすための、具体的な使い方を紹介します。
基本的には「シャローエリア」や「マイクロベイトパターン」での使用がメインとなります。
私が実践して高い実績を上げている4つのメソッドを試してみてください。
「マイクロベイトパターン」でのスロー巻き
春先などのベイトフィッシュが小さい時期には、この使い方が最強の武器になります。
ハク(ボラの稚魚)、稚アユ、小さなイワシなどがメインベイトの時に試してください。
- キャストして、ルアーが泳ぐか泳がないかギリギリの速度(デッドスロー)で巻きます。
- ロッドを立てて、水面直下に引き波を立てるように引くのも効果的です。
125Fよりも波動が弱くシルエットも小さいため、魚の目の前を通しても警戒されにくいです。
ボイルがあるのに大きなルアーには反応しない時、このルアーに変えてゆっくり巻くと一撃で食うことがあります。
激戦区・港湾部での「フォロー(抑え)」投入
メジャーポイントで他の釣り人が散々ルアーを投げた後や、125Fで反応がない時に使います。
まずはアピールの強いルアーで広範囲を探り、反応がなければ98Fにサイズダウンして投入します。
- シーバスは「大きなルアー=危険」と学習している場合があります。
- 動きが控えめで小さな98Fに変えることで、スレたシーバスの口を使わせることができます。
特に港湾部や小規模な河川、運河などでは125Fより98Fの方が「主役」になることが多いです。
シャローエリアでの「強引なランガン」
水深が30cm〜50cmしかないゴロタ場や、牡蠣殻があるような浅瀬を攻める時に真価を発揮します。
浅い場所を恐れずにキャストし、普通の速度からゆっくりと巻いて誘います。
通常、このサイズのミノーは針が小さく、障害物周りで大型を掛けると針を伸ばされる恐怖があります。
しかし、98F-SSRは「大型の#4フック」を搭載しているため、強引なファイトが可能です。
ヒットした瞬間にドラグを締めて、障害物から一気に引き剥がすことができます。
「小さいルアーで、大物とガチンコ勝負ができる」のが最大のメリットです。
河川での「明暗部」流し込み
橋脚の明暗(光と影の境目)を攻める、シーバスフィッシングの王道パターンです。
上流側に投げて、リールを巻かずにラインの張りだけを保ちながら、ルアーを明暗の境目に流し込みます。
- 125Fよりもボディが軽く抵抗が少ないため、より自然に流れてくれます。
- やる気なく流れてきた小魚が、暗い部分に入った瞬間に食べられるイメージです。
ターン(ルアーが反転する動き)の瞬間にバイトが集中するので、集中力を切らさないようにしましょう。
バーティス 98F-SSRに関するよくある質問
購入を検討している方や、使い方が気になっている方からよく寄せられる質問をまとめました。
サイズ選びやタックルセッティングの参考にしてください。
Q. 125F-SSRとどう使い分ければいいですか?
基本的には「ベイトのサイズ」と「アピール力の必要性」で使い分けます。
それぞれの特徴を比較表にまとめました。
| 比較項目 | 98F-SSR | 125F-SSR |
| 全長 | 98mm | 125mm |
| アピール力 | 控えめ(食わせ重視) | 強い(サーチ重視) |
| フック数 | 2本(#4) | 3本(#6) |
| おすすめの状況 | ハクパターン、激戦区、近距離戦 | コノシロパターン、広範囲探索、荒天時 |
まずは125Fで広く探り、反応がなければ98Fでフォローを入れるのが黄金パターンです。
Q. どんなタックルがおすすめですか?
M(ミディアム)クラスやML(ミディアムライト)クラスのシーバスロッドが最適です。
ルアー重量が約16gあるため、一般的なシーバスロッドであれば問題なくキャストできます。
硬すぎるロッド(MH以上)だと、ルアーの重みを感じにくく、キャストの精度が落ちる可能性があります。
リールは3000番〜4000番クラス、ラインはPE0.8号〜1.2号が扱いやすいでしょう。
Q. 本当に飛びますか?
はい、9cmクラスのミノーとしてはトップクラスに飛びます。
実際に計測しても平均65m前後は安定して飛んでおり、条件が良ければ70mを超えます。
キャスト時に「カチン!」と重心移動の音がすれば、気持ちよく飛んでいく証拠です。
バーティス 98F-SSRのインプレまとめ
今回は、ダイワの「ショアラインシャイナーZ バーティスR 98F-SSR」について詳しく解説しました。
最後に、このルアーの魅力を改めて振り返ってみましょう。
- クラス最高峰の飛距離:98mmで平均67.7mの飛びを実現
- 安心の#4フック搭載:ランカーシーバスとも強引に戦える
- 絶妙な食わせサイズ:マイクロベイトやスレた魚に強い
- シャロー攻略の切り札:水深30〜50cmを根掛かり恐れず攻められる
「あと少し飛べば……」「小さいルアーだと針が伸びる……」
そんなアングラーの悩みを解決してくれる、非常に実戦的なルアーです。
特に干潟や河川、港湾部での釣りが多い方にとっては、ボックスに一つ入れておくだけで釣りの幅が広がります。
渋い状況でこそ真価を発揮する「バーティスR 98F-SSR」で、価値ある一匹を手にしてください。
あなたのシーバスライフが、より充実したものになることを願っています。


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