ランカーキラーと噂の140mm41gの「ゼッパー140F」
「巻き重りして疲れる」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「ゼッパー140F」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「ゼッパー140F」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
ゼッパー140Fとは?基本スペック
まずは、ゼッパー140Fの基本的なスペックについて確認していきましょう。
BlueBlueから発売されているこのルアーは、大型ベイトパターンを攻略するために開発されたビッグミノーです。
見た目のインパクトもさることながら、その中身には釣れる要素がぎっしりと詰まっています。
| 商品名 | Zepper140F(ゼッパー140F) |
| メーカー | BlueBlue(ブルーブルー) |
| 全長 | 140mm |
| 重さ | 41g |
| リング | #4 |
| フック | #1 × 2 |
| レンジ | 水面 ~ 60cm |
| 定価 | 2,400円(税込 2,640円) |
このルアーの最大の特徴は、激しいワイドアクションと強力な波動です。
まるで団扇(うちわ)で扇いだかのような水押しで、遠くの魚にも強烈にアピールします。
定価は2,400円(税込 2,640円)
価格は税込で2,640円です。
最近のシーバスルアー、特にビッグミノーの中では標準的か、少し手に取りやすい価格帯と言えるでしょう。
高価なウッド製ルアーや3,000円を超えるプラスチックルアーも多い中で、この性能でこの価格はコストパフォーマンスが高いと感じます。
ロスト(紛失)を恐れずに攻められるギリギリのラインではないでしょうか。
フックサイズは#1が2本
標準装備されているフックは、#1という大型サイズが2本です。
これはランカーシーバスや青物とのファイトを想定した、非常に安心感のあるセッティングといえます。
| フックサイズ | #1 |
| 個数 | 2本(フロント・リア) |
| リングサイズ | #4(肉厚スプリットリング) |
一般的な12cmクラスのミノーだと#4や#3のフックが多いですが、それだと大型魚が掛かったときに伸びてしまうことがあります。
ゼッパー140Fなら、購入してそのままの状態で、モンスタークラスと真っ向勝負が可能です。
レンジは水面〜60cm
潜行レンジ(深さ)は、水面から最大で60cmほどです。
オカッパリ(岸釣り)で最も使いやすい水深設定になっています。
ロッドを立ててゆっくり巻けば、水面を引き波を立てて泳ぐ「ウェイクベイト」のような使い方も可能です。
シャローエリア(浅場)に入り込んだコノシロやボラを狙う際に、根掛かりを恐れずに引けるのは大きな武器になります。
飛距離
独特な形状をしていますが、内部には重心移動システムが搭載されています。
キャスト時にはウェイトが後方へ移動し、飛行姿勢を安定させる仕組みです。
41gという自重があるため、適切なタックルを使えば、見た目以上にしっかりと飛んでくれます。
ゼッパー140Fのカラーラインナップ
カラーバリエーションは非常に豊富で、様々な状況に対応できます。
BlueBlueらしい、遊び心と実釣性能を兼ね備えたカラーが揃っています。
- #01 ブルーブルー
- #02 ボラボラ
- #03 マットチャートバックパール
- #04 SGO
- #05 エスカルド
- #06 マットピンクキャンディ
- #07 汽水コノシロ
- #08 ピンクチャートクリア
- #09 ゴールドキャンディ
- #10 がつん!とキウィ
特に「#07 汽水コノシロ」や「#02 ボラボラ」は、ベイトパターンに合わせたリアルな配色で人気があります。
濁りが強いときは「#03 マットチャートバックパール」や「#09 ゴールドキャンディ」が効果的です。
ゼッパー140Fのインプレ:良かった点
ここからは、実際にゼッパー140Fをフィールドで投げてみて感じた「良かった点」を深掘りします。
一言で言えば、「魚を呼ぶ力が桁違い」なルアーです。
- 圧倒的なアピール力がある
- 2種類のラトル音が効く
- 見た目よりもよく飛ぶ
- 大型魚でも安心の強度
- レンジ操作が簡単
それぞれの詳細を見ていきましょう。
圧倒的なアピール力(強波動・フラッシング)
このルアー最大の特徴は、なんといってもそのアピール力の高さです。
体高のあるフラットサイドボディとワイドリップが水を受け、バタバタと激しく左右に倒れ込みます。
この動きが、まるで団扇で水をあおぐような強力な波動を生み出し、遠くの魚にもルアーの存在を伝えます。
また、ボディ側面が平らなため、アクションするたびにギラッ、ギラッと強烈なフラッシング(明滅)を発生させます。
濁った水の中でも、あるいは大量のベイトフィッシュの中に紛れていても、シーバスにしっかりと見つけてもらうことができるのです。
2種類のラトル音による集魚効果
視覚や波動だけでなく、「音」のアピールも秀逸です。
ボディ内部には、高音域と低音域という異なる音色のラトルが入っています。
「コトコト」「ジャラジャラ」という複雑なサウンドが水中に響き渡り、魚の側線を強く刺激します。
特に夜間や濁りの強い状況では、この音が魚を引き寄せる大きな要因となります。
他のルアーでは反応しない魚が、この音にイラついて口を使ってくるような感覚さえあります。
見た目に反して「飛ぶ」
正直、買う前は「こんな形じゃ飛ばないだろう」と思っていました。
しかし、実際に投げてみると良い意味で裏切られます。
41gという十分な重さと、計算された重心移動システムのおかげで、しっかりとロッドを振り抜けば「スコーン!」と気持ちよく飛んでいきます。
広範囲をサーチするパイロットルアーとしても十分に機能する飛距離性能を持っています。
ランカー・青物にも安心の堅牢なフックセッティング
ランカー狙いのアングラーにとって、フックの強度は死活問題です。
ゼッパー140Fは初期状態で「#1フック」と「肉厚スプリットリング#4」を搭載しています。
これなら、メーター級のシーバスはもちろん、不意にブリやワラサなどの青物がヒットしても安心です。
フック交換の手間や追加費用がかからないのも、地味ながら嬉しいポイントですね。
レンジコントロールがしやすく使い方が多彩
使い方は基本的に「ただ巻き」でOKです。
難しいロッドアクションは必要ありません。
リールを巻く速度を変えるだけで、攻めるレンジを調整できます。
| 巻き速度 | アクションとレンジ |
| スロー | 水面に波紋を立てる引き波(0cm) |
| ミディアム | 水面直下をブリブリ泳ぐ(~30cm) |
| ファスト | 最大深度まで潜る(~60cm) |
魚が水面を意識しているときはロッドを立ててゆっくり巻き、少し沈んでいるときはロッドを下げて巻く。
これだけで状況に合わせたアプローチが可能です。
ゼッパー140Fのインプレ:悪かった点
どんなに優れたルアーにも、苦手なシチュエーションやデメリットは存在します。
購入してから後悔しないように、気になった点も正直にお伝えします。
- 使うロッドを選ぶ
- 風に弱い
- 巻き抵抗が重い
- 場荒れすることがある
タックルを選ぶ(柔らかい竿だと全く飛ばない)
41gという重さは、一般的なシーバスロッド(MLクラスなど)では扱いが難しい場合があります。
柔らかい竿だと、キャスト時にルアーの重さに負けてしまい、しっかりと振り切ることができません。
中途半端なキャストになると飛行姿勢が崩れ、クルクルと回ってしまい全く飛ばないことがあります。
このルアーの性能をフルに発揮するには、Mクラス〜MHクラス以上のパワーがあるロッドが必要です。
普段、軽量ルアーを中心に使用している方は、タックルバランスに注意してください。
風の影響を非常に受けやすい
開発者のブログでも触れられていましたが、このルアーは空気抵抗の塊のような形状をしています。
無風や追い風の時は問題ありませんが、向かい風や横風が強い時は苦戦します。
風を受ける面積が広いため、空中で失速したり、狙ったコースから流されたりしやすいのです。
強風時は、よりスリムな形状のミノーやシンキングペンシルに切り替えるなど、使い分けが重要になります。
巻き抵抗(引き抵抗)が強く、投げるのも巻くのも疲れる
大きなリップで水を噛むため、リールを巻くときの手応え(巻き抵抗)はかなり重めです。
バイブレーションやクランクベイトを巻いているような感覚に近いです。
41gのルアーを投げて、重い抵抗を感じながら巻き続けるのは、長時間の釣りでは体力を使います。
「ずっとこれ一本で投げ続ける」というよりは、ここぞというポイントで投入する使い方が適しているかもしれません。
アピールが強すぎて「スレる」「警戒される」場合がある
ゼッパー140Fの武器である「強波動」と「ラトル音」は、状況によっては諸刃の剣になります。
活性の高い魚には効果絶大ですが、プレッシャーが高い激戦区や、魚の活性が低い時には逆効果になることがあります。
アピールが強すぎて魚を過度に警戒させたり、一度通しただけで場を荒らしてしまったりする可能性があるのです。
「まずは静かなルアーから入って、反応がなければゼッパーを入れる」といったローテーションを意識すると良いでしょう。
ゼッパー140Fの使い方
ゼッパー140Fは、ただ巻くだけでも十分に魚を連れてきてくれる優秀なルアーです。
しかし、状況に合わせて巻き速度やロッド操作を変えることで、そのポテンシャルをさらに引き出すことができます。
ここでは、実釣で特に実績の高かった4つの効果的な使い方をご紹介します。
| テクニック | 狙えるレンジと効果 |
| デッドスロー | 水面に引き波を立ててアピール |
| ミディアム | 強波動で広範囲をサーチ |
| ストップ&ゴー | 浮上アクションで食わせの間を作る |
| ドリフト | 流れに乗せて自然に流し込む |
デッドスロー〜スローリトリーブ(水面・ウェイクベイト的使い方)
ロッドを少し立てて、リールをゆっくりと巻いてみてください。
背中を水面に出しながら、V字の引き波(ウェイク)を立ててモコモコと泳ぎます。
この使い方は、ナイトゲームやベイトが水面に浮いている状況で最強の武器になります。
ボラやコノシロが水面でザワついている時、その群れの中で引き波を立てることで、下からシーバスに突き上げさせるイメージです。
水深が浅いシャローエリアでも、根掛かりを恐れずに攻めることができます。
ミディアムリトリーブ(水面直下〜水深60cm)
ハンドルを普通の速度(1秒に1回転程度)で巻くと、水面直下から60cmくらいまで潜ります。
この速度域では、ゼッパー特有のブリブリとした激しいワイドアクションが最大限に発揮されます。
ボディが激しく動くことで、フラッシングとラトル音が広範囲に響き渡ります。
濁りが入っている時や、風で水面が波立っている時など、ルアーを目立たせたい場面で非常に有効です。
まずはこの巻き方で広範囲をサーチして、魚の居場所を探るのが基本戦略となります。
ストップ&ゴー
リールを数回巻いてルアーを潜らせた後、ピタッと巻くのを止めるテクニックです。
ゼッパー140Fは浮力の高いフローティングルアーなので、止めた瞬間にフワッと水面に向かって浮き上がります。
実は、この「浮き上がる瞬間」こそが、魚が口を使う最大のチャンスです。
後ろからルアーを追尾してきたシーバスが、動きの変化に反応してリアクションバイト(反射食い)してくることが多々あります。
ただ巻きで反応がない時や、足元まで追ってくるけれど食わない時に試してみてください。
ドリフト(流し込み)
河川や潮の流れがあるポイントでは、流れを利用した「ドリフト」が効果的です。
上流側にキャストし、糸ふけ(ラインのたるみ)を取る程度にゆっくりと巻いて、ルアーを流れに乗せます。
ゼッパー140Fはリップが大きく、わずかな水流でもしっかりと水を噛んでアクションします。
自分から泳いでいくのではなく、弱った魚が流されているように演出することができます。
橋脚の明暗部など、魚が待ち構えているポイントへ自然に送り込みたい時に最適なメソッドです。
ゼッパー140Fに関するよくある質問
購入を検討している方からよく寄せられる質問について、実際に使ってみた視点でお答えします。
シーバス以外にも使えるのか、気になるポイントをチェックしておきましょう。
| 対象魚 | 適正評価 |
| シーバス | ◎(ランカー狙いに最適) |
| ヒラメ | △(遠浅サーフならアリ) |
| 青物 | ◯(強度は十分) |
サーフのヒラメにも使える?
結論から言うと、条件付きで使えます。
水深が浅い「遠浅サーフ」であれば、ヒラメへのアピール力は抜群です。
ただし、潜行レンジが最大60cmほどなので、水深のある急深サーフでは底付近にいるヒラメに届かないことがあります。
また、向かい風の強いサーフでは、ヘビーシンキングペンシルやメタルジグに比べて飛距離が出にくいのが難点です。
波打ち際や、水深1m前後の浅場を攻める際の秘密兵器として持っておくのはアリでしょう。
青物にも使える?
はい、青物狙いにも十分に使えます。
標準装備のフックやリングが非常に頑丈なので、ブリクラスが掛かっても壊される心配は少ないです。
特に、朝マズメの薄暗い時間帯や、ナブラ(魚が水面で沸いている状態)が出ている時に、表層を早巻きすると強烈なバイトが得られます。
トップウォータープラグには反応しないけれど、少し下のレンジを泳ぐハイアピールなルアーには反応する、という状況で重宝します。
ゼッパー140Fのインプレまとめ
ここまで、BlueBlueのゼッパー140Fについて詳しく解説してきました。
最後に、このルアーの魅力を改めて振り返ってみましょう。
- 圧倒的な強波動で魚を呼ぶ力が凄い
- ランカーシーバスに狙いを絞れる
- 表層から水面直下まで多彩に攻められる
- 頑丈なフックで大型魚も安心
ゼッパー140Fは、決して「いつでもどこでも釣れる万能ルアー」ではありません。
風に弱かったり、タックルを選んだりと、使い手を選ぶ側面もあります。
しかし、ここ一番の大物狙いや、ベイトが群れていて普通のルアーでは目立たない状況では、他のルアーには真似できない圧倒的な釣果を叩き出してくれます。
「記録級のシーバスを釣ってみたい」
そんなあなたの夢を叶えるための、強力な相棒になってくれるはずです。
ぜひゼッパー140Fをタックルボックスに入れて、フィールドでその威力を体感してください。


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