か沖の表層をスローに引けると噂の120mm20gの「アウトスター120S」
「クセが強くて使い手を選ぶ」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「アウトスター120S」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「アウトスター120S」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
アウトスター120Sとは?基本スペック
アウトスター120Sは、「はるか遠くの表層をゆっくりと泳がせたい」というコンセプトで開発されました。
通常、飛距離を出すには重さが必要ですが、重くすると沈むスピードが速くなります。
しかし、このルアーはそのむずかしい問題を解決しました。
秘密は、6個ものウェイトボールを使った「マグネット式重心移動システム」です。
キャストするときは全てのボールが後ろに移動し、20gとは思えないほどの飛距離を生み出します。
そして着水後は、表層レンジをキープしながら軽快に泳ぎます。
重たいルアーでは底を擦ってしまうような浅い場所でも、スローに攻略ができるのです。
まさに「届かない沖の表層」を攻めるための切り札といえるでしょう。
| 商品名 | Outstar120S(アウトスター120S) |
| 全長 | 120mm |
| 重さ | 20g |
| タイプ | シンキング |
| リング | #3 |
| フック | #5 × 2個 |
| レンジ | 20〜30cm(表層) |
| 定価 | 2,497円(税込) |
フックサイズは#5が2本
フックサイズは標準で「#5」が2本ついています。
120mmクラスのルアーとしては少し小さめに感じるかもしれません。
しかし、これは表層での浮き上がりやすさとアクションのキレを重視した設定です。
ショートバイトもしっかりと拾えるサイズ感になっています。
| 純正フックサイズ | #5 |
| 搭載数 | 2本 |
| リングサイズ | #3 |
アウトスター120Sのカラーラインナップ
カラーバリエーションも豊富に用意されています。
日中の澄んだ水に強いカラーから、夜間の濁りに効くカラーまでそろっています。
- #01 ブルーブルー
- #02 ケイムラスパーク
- #03 チャートバックグロー
- #04 マットチャート
- #05 SGO
- #06 ピンクキャンディダスト
- #07 コノグロー
- #08 ピンクチャートクリア
- #09 クリアオレンジ
- #10 ガツンっ!とキウイ
- #11 キラキラシラス
- #12 パンプキングロー
WEB限定カラー
公式オンラインショップなどでしか手に入らない限定カラーもあります。
- ハイブリッジ
アウトスター120Sのインプレ:良かった点
実際にアウトスター120Sを使ってみて感じた、具体的なメリットを紹介します。
ほかのルアーにはない、このルアーだけの強みがいくつか見えてきました。
| 飛距離 | 20gとは思えないほどカッ飛ぶ |
| レンジ | 沖の表層をゆっくり引ける |
| アクション | ただ巻きとダートの使い分けが可能 |
| 対象魚 | シーバス、ヒラメ、青物など多彩 |
圧倒的な飛距離と安定したキャスタビリティ
まず驚かされるのが、その飛距離です。
自重は20gとそこまで重くありませんが、内部にある6つのウェイトボールが効いています。
キャストした瞬間、すべてのウェイトが「カチッ」と後方に集まるため、矢のように飛んでいきます。
飛行姿勢がとても安定しており、風があってもブレにくいのが特徴です。
「誰が投げてもムラなく安定して飛ぶ」という評価が多く、キャストが苦手な方でも扱いやすいでしょう。
広範囲をサーチするパイロットルアーとしても優秀です。
「遠距離×表層×スロー」の高次元な両立
これこそがアウトスター120Sの最大の武器です。
ふつう、遠投できるルアーは沈むのが速く、浅い場所をゆっくり引くのは困難でした。
しかし、このルアーは大遠投した先でも、水深20〜30cmという極めて浅いレンジをキープできます。
しかも、それをスローリトリーブ(ゆっくり巻くこと)でおこなえるのです。
遠浅の干潟や河口で、「あそこの浅瀬に魚がいるのに届かない」という状況で絶大な威力を発揮します。
重量級ルアーでは根掛かりしてしまう場所でも、安心して攻めることができます。
「ただ巻き」と「ダート」の二面性アクション
アクションの質も非常に高いです。
基本となる「ただ巻き」では、ゆらゆらと不規則にテールを振るナチュラルな動きを見せます。
スレた魚にも違和感を与えにくいアクションです。
さらに面白いのが、ロッドアクションを加えたときの動きです。
ジャークなどを入れると、マグネットからウェイトが意図的に外れるように設計されています。
これにより、小魚がパニックになって逃げ惑うような、激しいダートアクションが発動します。
「静」のただ巻きと「動」のダートを使い分けることで、やる気のない魚にスイッチを入れることが可能です。
幅広いフィールドとターゲットに対応
活躍する場所は河川や干潟だけではありません。
飛距離が出るため、サーフ(砂浜)や地磯など、広大なエリアでも十分に通用します。
釣れる魚種もシーバスにかぎらず、ヒラメやマゴチ、真鯛、青物など多岐にわたります。
表層を意識しているフィッシュイーターであれば、どんな魚もターゲットになり得ます。
アウトスター120Sのインプレ:悪かった点
どんなに優れたルアーにも、苦手なシチュエーションや注意点があります。
購入してから後悔しないよう、デメリットもしっかりと確認しておきましょう。
| 強風・激流 | 流されやすく苦手 |
| 操作の手間 | 着水後のウェイト戻しが必須 |
| 荒天時 | 水面を割ってしまい使いにくい |
強風や速い潮流に極端に弱い
浅いレンジをスローに引けるよう、水をつかんで浮き上がりやすい設計になっています。
これが裏目に出ることがあります。
横風が強い日や、川の流れが激しい場所では、ルアーが流されすぎてしまうのです。
また、水面を割って飛び出してしまうこともあり、思い通りのコースを引くのが難しくなります。
強風時や激流エリアでは、もう少し比重の高いルアーを選んだほうが無難でしょう。
着水後の「ウェイト戻し(ロッド煽り)」が必須
使ううえで、ひとつだけ手間がかかる動作があります。
キャストして着水した直後に、ロッドを軽くあおってウェイトを前に戻す必要があるのです。
キャスト時はウェイトが後ろにあるため、そのまま巻き始めるとお尻下がりの姿勢になり、正しく泳ぎません。
「着水したらワンジャーク」という動作を習慣にする必要があります。
慣れてしまえば無意識にできますが、最初は少し手間に感じるかもしれません。
この動作を忘れるとチャンスを逃すことになるので注意しましょう。
荒れた状況ではレンジキープが難しい
レンジ設定が水面下20〜30cmと非常に浅いため、波の影響を強く受けます。
波が高いサーフや、水面がガチャガチャに荒れている状況では使いにくいです。
波にもまれてルアーが水面をスキッピングしてしまい、魚にアピールできなくなります。
基本的には、凪(なぎ)から多少の波気がある程度のコンディションがベストです。
「クセが強い」ため適材適所を見極める必要がある
テスターの方も「クセが強めのルアー」と言っているように、万能ではありません。
「とりあえず投げておけば釣れる」というタイプのルアーではないのです。
「届かない沖の表層を攻めたい」という明確な目的があるときにこそ、真価を発揮します。
自分の行くフィールドや状況が、このルアーに合っているかを考える必要があります。
適材適所を見きわめるスキルが求められる、玄人好みのルアーともいえるでしょう。
意図しないタイミングでのウェイト外れ
ロッドアクションでウェイトが外れる機能はメリットですが、リスクにもなります。
波の抵抗を強く受けたときや、雑に早巻きをしたときに、勝手にウェイトが外れてしまうことがあるのです。
意図せずアクションが乱れてしまうため、魚に警戒される原因になることも。
ていねいなリトリーブを心がけることが、使いこなすためのコツです。
アウトスター120Sの使い方
アウトスター120Sは、ただ投げて巻くだけでも釣れるルアーですが、少しのコツでさらに釣果が伸びます。
そのポテンシャルを最大限に引き出すためには、いくつかのポイントをおさえることが大切です。
とくに「着水後の動作」は、このルアーを使ううえで避けては通れない儀式のようなものです。
基本の操作から、少しマニアックな応用テクニックまで、具体的な使い方を解説します。
| 基本動作 | 着水後のウェイト戻し(必須) |
| ただ巻き | 水面直下をスローに引く |
| ダート | ロッド操作でパニックアクション |
| ドリフト | 流れに乗せて流し込む |
【超重要】着水直後の「ウェイト戻し」
使い方の解説に入るまえに、絶対に覚えておいてほしいことがあります。
それは、着水した直後に必ず「ウェイトを戻す作業」をおこなうことです。
キャストしたとき、6つのウェイトボールは飛距離を出すために一番後ろに移動しています。
そのままリールを巻き始めると、お尻が下がったまま水面を滑ってしまい、まったく泳ぎません。
そのため、着水したらリールを巻く前に、ロッドを「チョンッ」と軽くあおってください。
このワンアクションでウェイトが前のマグネットに戻り、正しい姿勢で泳ぎ出します。
毎投ごとのルーティンとして、体に覚え込ませましょう。
基本の使い方①:スローリトリーブ(ただ巻き)
もっとも基本的で、かつ強力な使い方が「スローリトリーブ(ただ巻き)」です。
ウェイトを戻したあと、ゆっくりと一定のスピードで巻いてきます。
アウトスター120Sは浮き上がりがとても良いため、水深20〜30cmというごく浅いレンジをキープできます。
ゆらゆらと不規則にテールを振るアクションは、本物の小魚のようにナチュラルです。
ほかのルアーなら底をすってしまうような、遠浅の干潟や河口のシャローエリア。
そんな場所こそ、このルアーがもっとも輝くステージです。
基本の使い方②:パニックダート(ロッドアクション)
ただ巻きだけでは魚が反応しないとき、試してほしいのが「パニックダート」です。
リトリーブ中にロッドをチョンチョンとあおることで、意図的にウェイトを外すことができます。
するとバランスを崩したルアーが、水面で激しく暴れまわります。
まるでフィッシュイーターに追われた小魚が、必死に逃げ惑うような動きを演出できるのです。
「ゆっくり見せて追わせ、障害物の近くでダートさせて食わせる。」
静と動のメリハリをつけることで、やる気のない魚に無理やり口を使わせることも可能です。
ドリフト(流す釣り)
川や潮の流れがある場所では、「ドリフト」も非常に有効なテクニックです。
無理にリールを巻くのではなく、流れに乗せてルアーを漂わせるイメージで操作します。
アウトスター120Sは水平姿勢を保ちやすいため、低速でもしっかりと存在感をアピールします。
ラインを張らず緩めずの状態をキープし、上流から下流へ自然に流し込んでみてください。
スレて警戒心の高まったシーバスも、違和感なくバイトしてくることが多いです。
応用編:水面スキッピング・ドッグウォーク
浮き上がりの良さを逆手にとった、トップウォーター的な使い方も面白いです。
ロッドを立てて早巻きすると、水面をピョンピョンと跳ねる「スキッピング」ができます。
青物やシーバスが水面を意識してボイルしているときには、絶大な威力を発揮します。
また、ロッド操作で水面をドッグウォークさせることも可能です。
シンキングペンシルでありながら、トップのような使い方もできる器用さを持っています。
アウトスター120Sに関するよくある質問
購入を検討している方がとくに気になるポイントを、Q&A形式でまとめました。
飛距離や使えるフィールドについて、疑問を解消しておきましょう。
| Q.飛距離は? | 同クラスのミノー以上に飛びます |
| Q.サーフは? | 凪の日なら活躍します |
飛距離はどれぐらい?
「20gだとあまり飛ばないのでは?」と心配される方もいるかもしれません。
しかし、重心移動システムのおかげで、同クラスのミノーよりも圧倒的に飛びます。
風の状態やタックルにもよりますが、メタルジグには及ばないものの、広範囲を探るには十分な飛距離が出ます。
「届かない沖の表層」をコンセプトにしているだけあり、納得の飛びを実感できるはずです。
サーフでも使える?
結論から言うと、サーフ(砂浜)でも使えますが、条件を選びます。
波が穏やかな日や、遠浅のサーフであれば、その飛距離と表層攻略能力が大きな武器になります。
一方で、波が高い日や荒れている状況では、ルアーが波にもまれてしまい使いにくいです。
海が落ち着いている「凪(なぎ)」のタイミングで投入するのがおすすめです。
アウトスター120Sのインプレまとめ
今回は、BlueBlueの「アウトスター120S」について、特徴やインプレ、使い方を詳しく解説しました。
最後に、このルアーの魅力をもう一度おさらいしておきましょう。
- 圧倒的な飛距離で沖まで届く
- 水深20〜30cmの表層をスローに引ける
- ただ巻きとダートの使い分けが可能
- 着水後の「ウェイト戻し」が必須
- 強風や荒れた海況は少し苦手
「もっと遠くへ飛ばしたいけれど、表層をゆっくり攻めたい。」
そんな矛盾した悩みを解決してくれる、唯一無二の存在です。
操作に少しコツはいりますが、使いこなせば今まで諦めていたポイントで魚を引き出せるようになります。
遠浅のフィールドを攻略するための切り札として、ぜひあなたのルアーボックスに加えてみてください。
沖の表層で水柱があがる、最高のエキサイティングな瞬間を楽しみましょう!


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