ダントツで釣れると噂の64mm15gの「トレイシー 15」
「塗装が剥がれやすい」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「トレイシー 15」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「トレイシー 15」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
鉄板バイブの常識を変える?トレイシー15の実力を徹底解説
トレイシー15は、人気ルアーメーカーBlueBlue(ブルーブルー)から発売されている鉄板バイブレーションです。
まずは基本的なスペックを確認してみましょう。
| 商品名 | Tracy 15 (トレイシー15) |
| 重さ | 15g |
| 全長 | 73mm(アイ・フック除く) |
| リングサイズ | #2 |
| フックサイズ | #8 × 2個 |
| 定価 | 1,450円(税込 1,595円) |
トレイシー15の最大の特徴は、鉄板バイブとは思えないほどの「引き抵抗の軽さ」と「トラブルの少なさ」です。
開発には著名なプロアングラーである村岡昌憲氏をはじめ、全国のフィールドテスターが参加しました。
半年間におよぶ徹底的なテストフィッシングでは、シーバスだけでなく青物やチヌなど、驚くほどの釣果を叩き出しています。
「軽い!浮き上がらない!絡まない!」というキャッチコピーの通り、アングラーが感じるストレスを極限まで減らす設計になっています。
特に、ただ巻き時の水平姿勢のキープ力は素晴らしく、スレた魚にも口を使わせる力を持っています。
フックサイズは#8を2本搭載
トレイシー15には、標準で#8サイズのトレブルフックが2本搭載されています。
ボディサイズに対してバランスの取れた設定で、魚の口への吸い込みも良好です。
小型のシーバスから中型クラスまでしっかりと対応できる仕様になっています。
トレイシー15のカラーラインナップ
カラーバリエーションが非常に豊富なのも、トレイシーシリーズの魅力です。
定番のイワシ系から、濁りに強いチャート系まで幅広く揃っています。
- #01 ブルーブルー
- #02 レッドヘッドシルバー
- #03 ピンクキャンディシルバー
- #04 グリーンゴールド
- #05 チャートバックシルバー
- #06 クロキン
- #07 オレンジゴールド
- #08 フラッシュレッド
- #09 トレイシーローズ/グロー
- #10 房総サンセット
- #12 ラフブルー
- #13 レッドタイガー
- #14 SGO
- #15 マットチャート
- #19 ピンクジョーカー
- #20 ランガンバレット
- #21 poison U
WEB限定カラー
通常ラインナップに加えて、公式オンラインショップなどで購入できる限定カラーも存在します。
- マットピンク
- ミラージュピンク
- ストリームライダー
トレイシー15のインプレ:良かった点
ここからは、実際にフィールドで使ってみて感じた「良かった点」を具体的に解説します。
結論から言うと、このルアーは「鉄板バイブのストレスを解消した傑作」だと感じました。
特に初心者の方や、長時間投げ続ける体力に自信がない方には強くおすすめできます。
引き抵抗が驚くほど軽い(疲れない)
最初に投げて巻いたとき、誰もがその軽さに驚くはずです。
一般的な鉄板バイブは「ブルブル」と強い抵抗が手元に伝わりますが、トレイシーは非常に軽快です。
抵抗が少ないため、長時間投げ続けても手首や腕への負担がほとんどありません。
疲れにくいということは、それだけ集中力が持続し、結果として釣果につながりやすくなります。
また、引き抵抗が軽いことで、水流の変化や小さなアタリを感じ取りやすいというメリットもあります。
エビり(ライン絡み)が非常に少ない
鉄板バイブを使っていて一番イライラするのが、フックがラインを拾ってしまう「エビる」現象です。
トレイシー15は、このトラブルが極端に少ない設計になっています。
キャストして着水した瞬間や、フォール(沈下)中、激しいジャーク(竿をあおる動作)を入れても、ほとんど絡みません。
着水後の泳ぎ出しも早いため、「せっかく良い場所に投げたのに、絡んでいて無駄になった」という失敗が激減します。
貴重なチャンスを確実にモノにできる信頼感は、このルアーの大きな武器です。
水平姿勢で泳ぐ(見切られにくい)
多くの鉄板バイブは、尻下がりの姿勢で泳ぐことが多いです。
しかし、トレイシーはリトリーブ(巻く動作)中もフォール中も、ほぼ「水平姿勢」を保ちます。
この自然な姿勢は、魚に対して違和感を与えにくいという特徴があります。
特に日中の明るい時間帯(デイゲーム)や、魚がスレている(警戒している)状況では、この差が釣果に大きく影響します。
本物の小魚のように自然に泳ぐため、魚に見切られにくく、深いバイトを誘発できます。
シャロー(浅場)を引きやすい
15gという軽さと、浮き上がりの良さが絶妙なバランスで設計されています。
そのため、水深が浅い河川や干潟でのウェーディングゲームでも、底を擦りすぎずに引いてくることが可能です。
感覚としては、7cmから9cmクラスのミノーを使っているような操作感に近いものがあります。
「ミノーでは届かないけれど、重いバイブレーションだと底を引きずってしまう」
そんなかゆい所に手が届く距離感とレンジ(泳層)を攻略できる、唯一無二の存在です。
トレイシー15のインプレ:悪かった点
どんなに優れたルアーにも、苦手なシチュエーションや欠点は存在します。
購入してから後悔しないように、気になった点や注意すべき点も包み隠さずお伝えします。
手元に伝わる振動が弱い(何をしているか分かりにくい)
「引き抵抗が軽い」というメリットは、裏を返せば「手元への情報量が少ない」ことにもなります。
特に初心者の方だと、「ちゃんとルアーが泳いでいるのかな?」と不安になるほど振動が弱いです。
また、強烈な波動で遠くの魚を寄せるタイプのアピール力はありません。
雨後の激しい濁りが入っている状況や、広大なエリアから魚を呼び寄せたい場面では、もっと波動の強いルアー(IPシリーズなど)の方が有利な場合があります。
塗装が剥げやすい
これはトレイシーに限った話ではなく、メタルルアー全般の宿命でもあります。
しかし、ボトム(底)の岩に当てたり、橋脚にぶつけたりすると、やはり塗装は剥げてしまいます。
特にキラキラとしたホログラム系のカラーは、使い込むと剥がれが目立つという声も聞かれます。
長く綺麗に使いたい場合は、使用前にウレタンコートなどでコーティングして補強することをおすすめします。
風や激流には15gだと軽すぎる
15gという重さは、あくまで浅い場所や流れの穏やかな場所向けのセッティングです。
足場の高い堤防で強風が吹いている時や、水深が深い場所、激流の河川では底が取れなかったり、流されすぎたりします。
ルアーが何をしているか分からなくなってしまうような状況では、無理をせずに重いモデルを使いましょう。
同じトレイシーシリーズの25g(トレイシー25)へとローテーションすることで、これらの問題は解決できます。
付属フックが錆びやすい・小さい
純正で付いているフックは刺さりこそ良いものの、保管状況によっては錆びやすいと感じることがあります。
使用後は必ず真水で洗い、乾燥させるメンテナンスが必要です。
また、標準の#8サイズは、不意にランカークラス(80cm以上)の大物が掛かった時に不安が残ります。
強引なやり取りをするとフックが伸びてしまう可能性があるため、大物狙いの際はドラグ調整を慎重に行うか、より強度の高いフックへの交換を検討してください。
トレイシー15の使い方!基本から応用まで徹底解説
トレイシー15は「投げて巻くだけ」でも十分に魚を連れてきてくれる優秀なルアーです。
しかし、そのポテンシャルを最大限に引き出すためには、状況に合わせた使い分けが欠かせません。
ここでは、トレイシー15の特性を活かした3つの効果的な使い方を紹介します。
基本の「タダ巻き」から、スレた魚に口を使わせる「ドリフト」まで、ぜひフィールドで試してみてください。
これらをマスターすれば、さらに多くのシーバスに出会える確率がグッと上がります。
基本技:タダ巻き(高速~中速)
最も多用するアクションであり、トレイシー15の「水平姿勢」が最も活きる使い方です。
変な小細工をするよりも、信じて巻き続けることが釣果への近道になります。
時間帯によって巻くスピードを変えるのがポイントです。
| 時間帯 | 巻き方のコツ |
|---|---|
| デイゲーム(日中) | 着底後、見切られないように速巻きする。 時折スピードを変えるのも有効。 |
| ナイトゲーム(夜) | 底を擦らないギリギリの速度でゆっくり巻く。 振動を感じなくても信じて巻く。 |
デイゲームでは、魚にルアーをじっくり見せないことが重要です。
「ブルブル」という振動が手元に伝わるか伝わらないか、その境目の速度をキープしてください。
時折、リールを巻く手を一瞬速めたり緩めたりする「可変リトリーブ」を入れると、追尾してきた魚が思わず口を使います。
ナイトゲームでは、軽い引き抵抗に不安になるかもしれませんが、水平姿勢で静かに泳ぐ姿こそが最大の武器です。
無警戒に泳ぐ小魚を演出して、警戒心の強いランカーシーバスを誘い出しましょう。
リアクション狙い:リフト&フォール
トレイシー15は、他の鉄板バイブに比べてライン絡み(エビる現象)が圧倒的に少ないルアーです。
そのため、縦方向に激しく動かす「リフト&フォール」もストレスなく行えます。
魚の活性が低く、底に張り付いている時に非常に効果的なテクニックです。
具体的な操作手順は以下の通りです。
- キャストして底(ボトム)まで沈める
- 竿を縦に鋭くあおってルアーを持ち上げる
- すぐに竿を下げてルアーを沈める
- 着底したら再びあおる動作を繰り返す
この動きは、日中の食い渋りや、マゴチ・ヒラメといったフラットフィッシュ狙いにも最適です。
タダ巻きで反応がない時のアクセントとして、ぜひ織り交ぜてみてください。
「ストン」と落ちる動きに、魚はたまらずリアクションバイトしてきます。
河川での必殺技:ドリフト(流し込み)
15gという軽さは、流れに乗せて漂わせる「ドリフト釣法」において真価を発揮します。
重い鉄板バイブ(26gなど)では「ストン」と底に落ちてしまうような場面でも、トレイシー15ならフワッと自然に流せます。
操作のイメージは以下の通りです。
- 上流側(アップクロス)にキャストする
- 糸のたるみを取る程度にリールを巻く
- ルアーを流れと同調させて流し込む
- 下流でターンする瞬間に集中する
コツは、ルアーを積極的に泳がせるのではなく、「流れの中で死にかけた小魚を漂わせる」イメージを持つことです。
水平姿勢を保ったまま流れてくるトレイシーは、シーバスにとって格好の餌に見えます。
ルアーが下流側に回り込み、U字の頂点でターンする瞬間に「グンッ」と強烈なアタリが出ることが多いです。
トレイシー15に関するよくある質問
購入を検討している方や、使い始めたばかりの方が疑問に思いやすいポイントをまとめました。
実際に使用する際の参考にしてください。
飛距離はどれくらい出ますか?
15gと軽量ですが、飛行姿勢が安定しているため、想像以上によく飛びます。
PEラインの0.6号から0.8号を使用すれば、無風時で50mから60mほどの飛距離は十分に稼げます。
7cmクラスのミノーでは届かないポイントを攻略するのに最適な飛距離性能を持っています。
青物や大型魚にも対応できますか?
対応可能ですが、注意が必要です。
トレイシー15のボディ強度は高いですが、標準装備の#8フックは、大型の青物やランカーシーバスとの強引なファイトでは伸びる可能性があります。
大型魚が混じる場所では、ドラグを緩めに設定するか、より強度の高いフック(#8の太軸など)への交換をおすすめします。
おすすめのスナップサイズは?
ルアーの動きを妨げない、小型で軽量なスナップがおすすめです。
具体的には、ダイワやシマノなどの「Sサイズ」や「#0〜#1」クラスが適しています。
あまりに大きくて重いスナップを使うと、トレイシー15特有の水平姿勢や繊細なアクションが崩れる原因になります。
トレイシー15のインプレまとめ:釣果への近道
トレイシー15は、これまでの鉄板バイブの「重い・疲れる・絡む」という常識を覆す、非常に使いやすいルアーです。
特に水深の浅い河川や干潟、港湾部での釣りにおいては、最強の武器となるでしょう。
最後に、このルアーがどんな人におすすめかをまとめました。
| こんな人におすすめ | おすすめできないケース |
|---|---|
| 長時間投げても疲れないルアーが欲しい人 | 強烈な波動で魚を寄せたい時 |
| ライン絡みのトラブルを減らしたい人 | 強風時や水深が深い場所での使用 |
| 浅い場所を引ける鉄板バイブを探している人 | 大型フックで強引なファイトをしたい時 |
「鉄板バイブは重くて疲れる」「すぐ絡んでイライラする」
そんな悩みを持っていた私にとって、トレイシー15は救世主のような存在でした。
特に水深の浅いエリアや、流れを利用した繊細な釣りにおいて、これほど頼りになるルアーは他にありません。
もしあなたが、シーバス釣りでもっと快適に、そして確実に釣果を上げたいと願うなら、ルアーボックスにトレイシー15を忍ばせておいてください。
その「使いやすさ」と「実釣性能」が、きっとあなたにメモリアルな一匹をもたらしてくれるはずです。
自分を信じてキャストし続ければ、答えは必ず返ってきます。


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