イナッコやバチパターンの切り札と噂の85mm11.3gの「ソラリア 85F」
「向かい風だと全然飛ばない」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「ソラリア 85F」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「ソラリア 85F」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
ソラリア 85Fとは?基本スペック
「モアザン ソラリア 85F」は、湾奥のプリンスこと大野ゆうき氏が監修した、フローティングミノーの決定版です。
河川、干潟、港湾部など、あらゆるフィールドで活躍する汎用性の高さと、食わせに特化したアクションが最大の特徴です。
まずは、その基本スペックを以下の表にまとめました。
| アイテム | ソラリア 85F |
| サイズ(mm) | 85 |
| 標準自重(g) | 11.3 |
| 有効レンジ(m) | 水面~0.5 |
| タイプ | フローティング |
| 飛距離(m) | Max:58.5 / Ave:57.7 |
| 標準装備フック | #5トレブル |
| 標準装備リング | #3 |
| アクション | スローピッチウォブンロール |
フックサイズは#5を搭載
ソラリア 85Fには、ボディサイズに対してやや大きめの#5トレブルフックが搭載されています。
一般的な85mmクラスのミノーでは#6が標準的ですが、ランカーシーバスとのファイトも想定し、強度とフッキング率を高めるためにこのサイズが採用されています。
この絶妙なセッティングにより、小型ルアーにありがちな「フックが伸びてバラす」という悲劇を軽減しています。
潜航レンジは水面〜0.5m
有効レンジは水面直下から約50cmまでに設定されています。
この「どシャロー」とも言える浅いレンジ設定こそが、ソラリア 85Fの真骨頂です。
干潟のアマモ帯の上や、カキ瀬が点在する河川のシャローエリアなど、他のミノーでは根掛かりしてしまうようなポイントを、根こそぎ攻略することが可能です。
ソラリア 85Fのカラーラインナップ
シーバスの視覚に訴えかける魅力的なカラーが豊富にラインナップされています。
状況に合わせて以下のカラーを使い分けることで、さらなる釣果アップが期待できます。
- コーラルピンク
- ハッピーレモン
- ホロレッドヘッド
- レモンソーダミント
- ボラグロー
- アデルトロピカルフラッシュ
ソラリア 85Fのインプレ:良かった点
ここからは、実際にソラリア 85Fをフィールドで使用して感じた「良かった点」を具体的に解説します。
多くのシーバスアングラーに愛される理由が、これらのポイントに凝縮されています。
サイズ以上の圧倒的な飛距離
「本当に85mmのフローティングミノーなのか?」と疑いたくなるほど、圧倒的な飛距離が出ます。
ダイワ独自の重心移動システムにより、向かい風や横風の中でも飛行姿勢が崩れず、矢のように飛んでいきます。
この飛距離のおかげで、これまで届かなかった竿抜けポイントや沖の潮目を直撃することができ、ライバルに差をつける大きなアドバンテージとなります。
オートマチックな「食わせのアクション」
ソラリア 85Fの最大の武器は、誰が使っても釣れる「オートマチックな食わせ能力」です。
基本はスローピッチなウォブンロールですが、流れの変化に入った瞬間、自動的にバランスを崩して「千鳥(チドリ)アクション」を発生させます。
この不規則な動きが、ニュートラルな状態のシーバスの捕食スイッチを強制的に入れ、リアクションバイトを誘発します。
絶妙なシャローレンジ(水深)設定
水面下0cm〜50cmというレンジ設定は、シャローエリア攻略において最強の武器となります。
特に、干潮からの上げ始めや満潮からの下げ始めなど、魚が浅瀬に入ってくるタイミングで威力を発揮します。
ボトムを擦ることなく、シーバスが上を意識している一番おいしいレンジを長時間キープできるため、効率よく魚を探せます。
立ち上がりの良さ
着水直後の立ち上がりが非常に良く、リールを巻き始めた瞬間から魅力的なアクションを開始します。
マグロックシステムがウエイトを瞬時に固定するため、着水地点がそのままバイトゾーンになります。
特に、壁際や橋脚の裏など、着水してすぐの数メートルが勝負となるピンスポット撃ちにおいて、このレスポンスの良さは欠かせません。
スレた魚に強い
派手すぎないナチュラルなアクションと、一口サイズのシルエットは、ハイプレッシャーなエリアでこそ輝きます。
バチ抜けパターンや、ハク(ボラの稚魚)などのマイクロベイトを偏食している状況でも、違和感なく口を使わせることができます。
「そこに魚はいるのに食わない」という状況でこそ、ソラリア 85Fを投入してみてください。
ソラリア 85Fのインプレ:悪かった点
どんなに優れたルアーにも、苦手なシチュエーションやデメリットは存在します。
購入後に後悔しないよう、実際に使って感じた「気になった点」も包み隠さずお伝えします。
足場の高い場所では使い物にならない
リップが小さく浮力が高い設計のため、足場の高い堤防や港湾部ではルアーが水を噛みにくくなります。
ロッドティップを下げられない状況では、水面を滑ってしまい本来のアクションを引き出せません。
足場が高い場所では、素直にシンキングペンシルや、より深く潜るロングビルミノーを選択することをおすすめします。
巻き抵抗(操作感)がスカスカ
アクションが非常にナチュラルであるため、リールを巻いている時の手感度が軽く、「スカスカ」に感じることがあります。
特に流れが弱い場所や、初心者の場合、「ルアーがちゃんと泳いでいるのか?」と不安になるかもしれません。
しかし、この抵抗感のなさがスレたシーバスには有効なので、信じて巻き続けることが重要です。
荒れた水面・激流には弱い
凪や適度な流れの中では無類の強さを発揮しますが、波が高い日や激流エリアでは泳ぎが破綻しやすい傾向があります。
ルアーが水面に飛び出してしまい、シーバスに見切られる原因となります。
ラフコンディションの日は、セットアッパーのようなリップの大きなミノーに切り替えるのが賢明です。
フックサイズが小さい(大型への不安)
85mmというコンパクトなボディサイズゆえに、搭載できるフックサイズには物理的な限界があります。
標準装備の#5フックは健闘していますが、ランカークラスが掛かった際に強引なやり取りをすると、伸びてしまうリスクがあります。
大型狙いの際はドラグ設定を慎重に行うか、フックの強度を上げるカスタマイズが必要になる場合があります。
価格が高い
「モアザン」ブランドのルアーであるため、実売価格は一般的なシーバスルアーの中でも高めの設定です。
根掛かりのリスクがあるシャローエリアを攻めるルアーだけに、ロストした時の精神的ダメージは計り知れません。
しかし、その価格に見合うだけの「釣れる性能」と「実績」が詰まっていることは間違いありません。
ソラリア 85Fの使い方
ソラリア 85Fは、投げて巻くだけでシーバスを魅了するオートマチックなルアーですが、状況に応じた使い方を覚えることで、さらに釣果を伸ばせます。
初心者の方でも簡単な「ただ巻き」から、スレた魚に口を使わせる応用テクニックまで、実釣ですぐに使えるメソッドを解説します。
ルアーのポテンシャルを最大限に引き出し、タフなフィールドを攻略しましょう。
基本:デッドスロー~スローの「ただ巻き」
これが最も多用する、かつ最強の使い方です。
余計なロッドアクションは必要なく、リールを一定の速度で巻き続けるだけで、ルアーが自発的に魚を誘ってくれます。
- ハンドルを1秒に1回転
- さらに遅い超低速巻き
【操作のコツ】
ゆっくり巻くと手元に振動が伝わらず不安になりますが、この「手ごたえがない状態」こそが、ソラリアが最も良い動きをしている証拠です。
ブルブル感を感じようと速く巻きすぎると、動きが破綻して魚に見切られてしまうため、「動いていないかも?」と思う速度で信じて巻きましょう。
河川での必殺技:「ドリフト釣法」
流れのある河川や水路では、ルアーを流れに乗せて流す「ドリフト釣法」が圧倒的な強さを発揮します。
自ら泳ぐ力と流される力のバランスが絶妙で、弱った小魚を演出できます。
- 上流側へキャストする
- 糸フケを回収するだけ
- 流れに任せて流す
- ターンの瞬間に集中する
【なぜ釣れるか】
ソラリア特有の「水流を受けるとふらつくアクション」が、流れの中で無防備に流されるベイトフィッシュを完璧に模倣するからです。
水面直下の「引き波」パターン
春のバチ抜け(ゴカイ類)パターンや、ハク(ボラの稚魚)が水面でもじっている状況で非常に有効なテクニックです。
85Fの高い浮力とレスポンスの良さを活かし、トップウォーターのように扱います。
- ロッドを立てて構える
- 水面ギリギリを引く
- V字の波紋を出す
水面に引き波を立てながらゆっくり引いてくると、下からシーバスが「ボシュッ!」と食い上げてくるエキサイティングな釣りが楽しめます。
明暗部での食わせ
夜間の橋脚周りなど、街灯の光によってできる「明暗(明るい所と影の境目)」を攻略する際のテクニックです。
シーバスは暗い側に潜んで獲物を待ち構えているため、そこへルアーを送り込みます。
- 明るい側へ投げる
- 暗い側へ流し込む
- 境目で一瞬速く巻く
- ロッドでヒラを打たせる
基本はオートマチックに泳ぎますが、ここぞというタイミングでバランスを崩させ、リアクションバイト(反射食い)を誘うのも効果的です。
まとめ
今回は、大野ゆうき氏監修の「モアザン ソラリア 85F」について、その特徴や使い方を詳しく解説しました。
このルアーの最大の魅力は、小粒なボディからは想像できない圧倒的な飛距離と、スレたシーバスさえも口を使わせてしまう魔力的なアクションにあります。
水面直下のシャローレンジを誰でも簡単に攻略できるため、河川や干潟、湾奥の港湾部など、活躍するフィールドは無限大です。
「あと少し飛べば届くのに」「そこに魚はいるのに食わない」といった多くのアングラーが抱える悩みを、このルアーが解決してくれるでしょう。
まだタックルボックスに入っていない方は、ぜひ手に取ってみてください。ソラリア 85Fが、あなたに記憶に残るランカーシーバスとの出会いをもたらしてくれるはずです。


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