圧倒的な飛距離が出ると噂の140mm26gの「バーティスR140F-SSR」
「アクションが大人しすぎる」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「バーティスR140F-SSR」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「バーティスR140F-SSR」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
バーティスR140F-SSRとは?基本スペック
| 商品名 | ショアラインシャイナーZ バーティスR140F-SSR |
| サイズ | 140mm |
| 標準自重 | 26g |
| 有効レンジ | 約0.3m ~ 0.5m |
| タイプ | フローティング |
| 飛距離 | MAX:82m / Ave:79.8m |
| 標準装備フック | #4 トレブル |
| 標準装備リング | #3 |
| アクション | タイトロールアクション |
| メーカー希望本体価格 | 2,300円 |
まずは、このルアーがどのような基本性能を持っているのか、スペックを確認していきましょう。
前作からの進化点や、具体的な数値を把握することで、自分のフィールドに合っているかが明確になります。
以下の表に、主要なスペックをまとめました。
「R」の名を冠した進化と特徴
「バーティスR」シリーズは、飛びの伝説と呼ばれた前作をフルモデルチェンジしたものです。
特に今回の140F-SSRは、12cmクラスのルアーでは届かない遠くのポイントを狙うために開発されました。
ベイトフィッシュが大きい秋のシーズンや、広範囲にアピールしたい場面でその真価を発揮します。
特筆すべきは、SSR(スーパーシャローランナー)としての性能です。
水面直下、最大でも50cmという浅いレンジをキープできるため、干潟や河川の岸際など、水深の浅い激戦区でも根掛かりを恐れずに攻められます。
驚異の飛距離を生む「エアロボディ」と「マグロックVer.S+R」
このルアーの最大の特徴は、なんといってもその飛距離です。
最大飛距離82m、平均でも79.8mという数値は、同クラスのミノーの中でもトップクラスの性能を誇ります。
その秘密は、空気抵抗を極限まで減らした「エアロボディ」と、新開発の重心移動システムにあります。
ボディ後端までウエイトが移動できる形状に加え、「マグロック Ver.S+R」を搭載。
これは、ウエイトを戻すバネ(キックバックスプリング)をあえて半分にすることで、キャスト後半の失速を防ぐ画期的なシステムです。
これにより、向かい風や横風の中でも姿勢を崩さず、矢のようにポイントへ飛んでいきます。
バーティスR140F-SSRのインプレ:良かった点
ここからは、実際にフィールドで使い込んでみて感じた、このルアーの優れた点を詳しく解説します。
多くのシャローランナーが存在する中で、なぜバーティスR140F-SSRを選ぶべきなのか。
その理由は、圧倒的な「飛び」と、激戦区でも魚を騙せる「絶妙な食わせ能力」のバランスにありました。
SSR(スーパーシャローランナー)とは思えない圧倒的な飛距離
これが最大のメリットであり、他のSSRルアーとの決定的な違いです。
通常、浮力が高くリップが立っているシャローランナーは、風を受けると極端に飛距離が落ちる傾向があります。
しかし、バーティスR140F-SSRは前述のシステムのおかげで、向かい風でも突き刺さるように飛びます。
Max80mクラスの飛距離は伊達ではなく、今まで届かなかった沖の瀬や潮目を直撃可能です。
広い干潟で、周りのアングラーが届かずに諦めているポイントへルアーを送り込める快感はたまりません。
水面直下(約5cm〜30cm)を完璧にキープ
このレンジキープ力こそが、シャロー攻略の要です。
ロッドを立てれば水面引き波を出せ、寝かせれば水面直下の皮一枚下を泳がせることができます。
特に効果を発揮するのは、魚が表層を意識しているものの、トップウォーターには反応しきらない渋い状況です。
カゲロウ124F等が届かない遠距離のポイントで、この絶妙な表層レンジを引けるのは唯一無二の武器となります。
立ち上がりの速さ(レスポンス)
着水後の立ち上がり性能も非常に優秀です。
着水してリールを半回転、あるいはワンアクション入力するだけで、ウエイトが瞬時に戻り泳ぎ出します。
例えば、橋脚の裏や対岸の岸際ギリギリに着水させた時など、着水地点=ヒットポイントとなる場面で威力を発揮します。
「落ちパク」を狙えるレスポンスの良さは、貴重なバイトチャンスを逃しません。
流れの変化を感じやすい「ロール主体」のアクション
アクションは、派手すぎない「ヌルヌルとしたウォブンロール」設定です。
流れの速い場所ではバタつきすぎず、流れが緩むとフラフラと揺らめき、自然な「食わせの間」を作ってくれます。
リトリーブ抵抗が適度にあるため、真っ暗なナイトゲームでもルアーの所在や流れの変化が手元に伝わりやすいです。
#3フック×3本の安心感
140mmという大きなボディサイズを活かし、大型の#3トレブルフックを3本搭載しています。
ランカーシーバスの分厚い口にもしっかりとフッキングし、強引なファイトでも伸びにくい強度があります。
また、河川やサーフではイナダやワラサといった青物が混ざることも珍しくありません。
そんな不意の大物が掛かっても、#3フックなら安心してやり取りができ、キャッチ率が格段に上がります。
バーティスR140F-SSRのインプレ:悪かった点
どんなに優れたルアーにも、苦手なシチュエーションや欠点は存在します。
メリットばかりではなく、デメリットもしっかりと理解しておくことで、現場でのミスマッチを防げます。
ここでは、実際に使っていて気になった点や、注意すべきポイントを正直にお伝えします。
荒れた水面・高い足場は苦手
これはスーパーシャローランナー(SSR)という構造上の宿命と言えます。
足場が高い堤防や、波が高く荒れているサーフなどでは、ルアーが水を噛みきれず、水面を割って飛び出してしまうことがあります。
しっかりと泳がせるためには、足場の低い場所を選ぶか、ロッドティップを水面に近づける工夫が必要です。
荒れた外洋のサーフなどでは、素直に通常のフローティングミノーやシンキングペンシルを選んだ方が無難です。
重心移動ボールの「戻り」が悪い時がある
旧モデルに比べて劇的に改善されていますが、それでも稀にウエイトが戻らないことがあります。
特に、着水がソフトすぎるとウエイトが後方に残ったままになり、ルアーが尻下がりの状態で戻ってきてしまいます。
これを防ぐための確実な方法は一つです。
着水と同時に、一度ロッドを軽くあおってウエイトを強制的に戻す動作を入れてください。
このワンアクションを癖づけることで、トラブルはほぼ解消され、快適に使用できます。
レンジを入れることができない
「あと30cm潜らせたい」と思っても、このルアーは構造上それ以上潜りません。
あくまで表層攻略に特化しているため、魚が底に張り付いている状況や、急激な冷え込みでレンジが下がった時には無力です。
状況に合わせて、ノーマルモデルやシンキングモデルと使い分けることが、釣果への近道です。
デッドスローでのアクションは弱め
カゲロウやアイマのコモモなどに比べると、極端なデッドスロー(超低速域)でのアクションは控えめです。
流れに乗せて漂わせるドリフト釣法は得意ですが、止水域でゆっくり巻いて強い波動を出したい時には不向きかもしれません。
バーティスR140F-SSRの使い方
このルアーの性能を最大限に引き出すための、具体的な使い方を紹介します。
基本は「流れを利用すること」と「レンジコントロール」です。
難しい操作は必要ありませんが、以下の3つのパターンを意識するだけで、釣果は大きく変わります。
ドリフト釣法(流れに乗せる)
河川や干潟で最も実績が高い、基本にして最強のテクニックです。
流れを受けても暴れすぎない特性を活かし、弱って流されるベイトフィッシュを演出します。
具体的な手順は以下の通りです。
- 上流側へキャストする
- 糸フケだけを回収する
- Uの字を描くように流す
- ターン時に集中する
ルアーの頭が下流を向き、流れを受けてターンする瞬間に「ドン!」とバイトが出ることが多いです。
水面引き波パターン(ウェイキング)
イナッコやサヨリが水面をザワつかせている時に効果絶大なパターンです。
魚が水面を意識しているものの、トップウォータープラグの激しい動きには反応しない時に試してください。
- ロッドを立てて構える
- 背中で水面を切る
- V字波紋が出る速度で巻く
ルアーが潜りそうになったら巻き速度を落とし、常に水面に波紋が出続けるようにコントロールするのがコツです。
ロッド位置によるレンジコントロール
SSRモデルですが、ロッドの角度とリトリーブ速度の調整で、攻めるレンジを細かく刻めます。
状況に応じた使い分けの例を挙げます。
| 操作方法 | 想定レンジ |
| ロッドを立ててデッドスロー | 水面〜水面直下5cm |
| ロッドを寝かせて普通巻き | 水面下30cm〜50cm |
ベタ凪の静かな夜はロッドを立てて水面でアピールし、少し風や波がある時はロッドを寝かせて水に馴染ませると効果的です。
バーティスR140F-SSRのカラーラインナップ

ルアー選びにおいて、カラー選択は釣果を左右する重要な要素です。
バーティスR140F-SSRには、昼夜や水質に合わせて選べる魅力的なカラーが揃っています。
- アデルチャートヘッドイワシ
- アデルハーフ透け背黒
- アデル不夜城
- クリアアデルケイムラシラス
- チャートバックパール
- チャートヘッドモヒート
- ホワイトブルーアイ
「アデル」ホログラムを採用したカラーは、魚の皮のようなリアルな輝きでターゲットを魅了します。
濁りの強い時はチャート系、澄んでいる場所ではクリア系やナチュラル系といった使い分けがおすすめです。
まとめ:バーティスR140F-SSRで未踏のシャローを攻略せよ
今回は、ダイワの「ショアラインシャイナーZ バーティスR140F-SSR」について解説しました。
最後に、このルアーの魅力をもう一度振り返っておきましょう。
- SSRなのに爆発的に飛ぶ
- 水面直下を確実に引ける
- 大型#3フックで安心
- ドリフトと引き波が得意
「遠くの浅場を攻略したい」という、シーバスアングラーの切実な願いを叶えてくれる一本です。
特に秋のハイシーズンや、広大な干潟エリアでのウェーディングゲームでは、ボックスに入っているだけで大きなアドバンテージになります。
飛距離が出なくて攻めきれなかったあのポイントも、このルアーなら届くかもしれません。
ぜひ、次回の釣行でその圧倒的な飛距離と実釣性能を体感し、自己記録更新のランカーシーバスを手にしてください。


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