モンスターヒッター156Fのインプレ・使い方!廃盤になるって本当?

トップに出きらないランカーを食わせると噂の156mm40gの「モンスターヒッター 156F

「着水後にウェイトが戻りにくいことがある」という評判は本当なのでしょうか?

この記事では「モンスターヒッター 156F」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。

「モンスターヒッター 156F」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。

目次

モンスターヒッター156Fとは?基本スペック

アイテム名モアザン モンスターヒッター156F
サイズ156mm
標準自重40g
最大潜行深度約0.4m
タイプフローティング
飛距離Max 62.0m / Ave 60.0m
フック仕様#4トレブル × 3本
リング仕様#4
アクションタイトスラローム+チドリ
価格2,500円(メーカー希望本体価格)

モンスターヒッター156Fは、ランカーハンターとして名高い小沼正弥氏が監修した、対ランカー専用のビッグフローティングスイミングペンシルです。

かつての名作が、現代のシーバスシーンに合わせて内部構造を刷新し、復刻を果たしました。

最大の特徴は、弱ったベイトを演出する「ヨタヨタS字系スラロームアクション」です。

前作よりもタイトな動きに設定されており、時折混ざる不規則なチドリアクションが、スレた魚に強制的にスイッチを入れます。

156mmというサイズ感は、コノシロや落ち鮎、ハタハタといった大型ベイトパターンにベストマッチします。

「モンスターイチコロ」の意味を込めた156mmというサイズ設定も、開発者のこだわりを感じさせるポイントです。

また、ボディ素材にはボーン素材を採用しており、アクションのキレと浮力を向上させています。

フラットヘッドデザインは、アクション時に水平姿勢を保つのに貢献しており、違和感のないナチュラルな泳ぎを実現しました。

ただ巻きだけでなく、ロッドワークを加えたジャーキングやストップ&ゴーなど、多彩な攻め方が可能です。

飛距離は最大62m

ビッグベイトや大型ミノーを使う際、最大の悩みとなるのが「飛距離」ではないでしょうか。

大きなルアーは空気抵抗を受けやすく、強風下では狙ったポイントに届かないことも少なくありません。

しかし、モンスターヒッター156Fはその悩みを解消しています。

ダイワ独自の重心移動システム「MAGLOCK Ver.S+R」を搭載しているからです。

このシステムにより、キャスト時にはウエイトが後方へ移動し、爆発的な飛距離を生み出します。

テストデータでは最大62.0m、平均でも60.0mという数値を叩き出しました。

沖の潮目や遠くのボイルも射程圏内に収めることができるでしょう。

さらに、着水後はウエイトがスムーズに戻り、磁着保持システムで固定されます。

これにより、立ち上がりの良さとアクションの安定性を両立しています。

シンキングペンシルのように飛び、ミノーのように泳ぐ、まさにいいとこ取りのルアーです。

フックは#4サイズを3本搭載

ランカーシーバスとのファイトにおいて、フックの強度と掛かりの良さは死活問題です。

モンスターヒッター156Fは、#4サイズのトレブルフックを3本搭載しています。

3フックシステムのメリットは、何といっても「絡め取る力」です。

シーバスがルアーの下から突き上げるようなバイトをしてきても、また、じゃれつくようなショートバイトであっても、3本のフックのいずれかが捉えます。

一度掛かってしまえば、複数のフックが魚体にまとわりつくため、激しいエラ洗いをされてもバレにくいのが特徴です。

ランカークラスの強烈な引きにも耐えうる仕様になっているため、安心してやり取りができるでしょう。

レンジは0.4m

このルアーが最も威力を発揮するのは、水面から水面直下のレンジです。

潜行深度は最大で約0.4mに設定されています。

これは、トップウォータープラグには反応するものの、水面を割るまでには至らない魚を攻略するための絶妙な深さです。

完全に水面に出るトップウォーターでは見切られてしまう状況でも、水面直下をヨタヨタと泳ぐこのルアーなら、魚に警戒心を与えずに口を使わせることができます。

特に、波っ気がある日や、少しレンジを入れたい状況で重宝します。

ロッドを立てて引けば引き波を立ててアピールでき、ロッドを寝かせれば水面直下をトレース可能です。

状況に応じてレンジを微調整できる操作性の高さも魅力の一つと言えます。

モンスターヒッター156Fのカラーラインナップ

カラーバリエーションも豊富に用意されており、様々なシチュエーションやベイトパターンに対応可能です。

基本となるラインナップは以下の通りです。

  • 小沼スペシャル
  • 小沼スペシャルVer.煌
  • 3Dイナッ子
  • マットライムピンクベリー
  • チャートバックパール
  • ミッドナイトムーン
  • コノシロ
  • Wゴールドレインボー

濁りの強い時やナイトゲームでは「チャートバックパール」や「小沼スペシャル」のような視認性の高いカラーが有効です。

一方で、澄み潮や日中のゲームでは「3Dイナッ子」や「コノシロ」といったナチュラル系が強さを発揮します。

ベイトの種類や水色に合わせて、最適なカラーを選んでみてください。

モンスターヒッター156Fのインプレ:良かった点

実際にモンスターヒッター156Fをフィールドで使い込んでみると、カタログスペックだけでは分からない「釣れる理由」が見えてきました。

ランカーシーバスを狙うアングラーにとって、このルアーがなぜ手放せない存在になるのか。

数あるビッグベイトや大型ミノーの中で、あえてこれを選ぶメリットを実釣感覚に基づいて解説します。

特に、飛距離と食わせ能力のバランスは特筆すべきレベルです。

圧倒的な飛距離

このルアーを投げて最初に感動するのは、その圧倒的なキャスト性能です。

向かい風が吹く荒れた磯や、広大な河口域でも、ポイントまで一直線に届きます。

40gという十分な自重に加え、ダイワ独自の重心移動システム「MAGLOCK Ver.S+R」が搭載されているからです。

キャストした瞬間にウエイトが後方へ移動し、飛行姿勢がブレることなく弾丸のように飛んでいきます。

飛距離が出れば、それだけ長く水中にルアーを置いておけるため、ヒットチャンスも確実に増えるでしょう。

喰わせに特化した「タイトスラローム」アクション

「モンスター」という強そうな名前とは裏腹に、アクションは非常に繊細でナチュラルです。

ブリブリと水を強く押して泳ぐのではなく、弱々しくフラフラと蛇行する「タイトスラローム」を描きます。

この控えめな動きこそが、百戦錬磨のランカーシーバスを騙すための鍵です。

激しい動きを嫌うスレた個体や、大型ベイトを偏食してセレクティブになっている魚に対し、違和感を与えずにスイッチを入れます。

静かに近づき、確実に口を使わせるための設計と言えるでしょう。

水面直下の絶妙なレンジ設定

水面から水面下50cm前後というレンジ設定は、まさに「あと一歩」を埋めるための深さです。

トップウォータープラグには反応するものの、水面を割るまでには至らない。

そんなもどかしい状況で、このルアーを通すと嘘のようにバイトが出ることがあります。

特に以下のパターンで威力を発揮します。

  • コノシロが表層に群れている時
  • 落ち鮎が流されてくる時
  • 波っ気がありトップではアピール不足な時

3フックシステムによるフッキング率の高さ

156mmという長いボディに対して、#4サイズのフックが3つ搭載されています。

大型ルアーを使っていると、「バコッ!」と出ても乗らない悔しい経験をすることがあるでしょう。

しかし、この3フックシステムなら、絡め取るようにフッキングが決まります。

ショートバイトであっても、いずれかのフックが触れれば高確率でヒットに持ち込める安心感があります。

汎用性の高いボディサイズ

156mmというサイズは、ビッグベイト入門としても最適な大きさです。

巨大すぎないため、専用のビッグベイトタックルでなくても、MHクラスのシーバスロッドで十分に扱えます。

コノシロパターン専用と思われがちですが、実はイナッコやボラがベイトの時にも違和感なく使用可能です。

大きめのルアーでアピールしたいけれど、200mmクラスを投げるのは抵抗があるという時に、これ以上ない選択肢となります。

モンスターヒッター156Fのインプレ:悪かった点

どんなに優れたルアーにも、必ず弱点や使いにくい部分は存在します。

購入してから「思っていたのと違う」と後悔しないために、気になる点も正直にお伝えします。

特にフックサイズやタックルバランスについては、事前の準備が必要です。

これらを理解した上で使えば、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

標準フックサイズ(#4)の不安

多くのユーザーが口を揃えて指摘するのが、標準装備されているフックのサイズです。

ランカー狙いのルアーでありながら、#4というサイズは少し細く、心もとなく感じるかもしれません。

強引なファイトをすると伸びてしまうリスクがあります。

しかし、ここにはジレンマがあります。

強度を上げるために太軸や大きなフックに交換すると、重量が増してしまい、フローティングの浮力を損なう恐れがあるのです。

アクションが悪くなったり、シンキングになってしまったりするため、フック交換は慎重に行う必要があります。

使用するロッドを選ぶ(パワーが必要)

自重が40gあるため、一般的なML(ミディアムライト)クラスのシーバスロッドではキャストが困難です。

ロッドの反発力を活かしてフルキャストするには、M(ミディアム)からMH(ミディアムヘビー)クラスのパワーが必要になります。

普段、軽量なミノーやバイブレーションをメインに使っている方は、タックルの見直しが必要になるかもしれません。

快適に扱うためには、それなりのパワーを持ったタックルを準備しましょう。

早巻き(ファストリトリーブ)には不向き

このルアーは、スローからミディアムリトリーブ、あるいはドリフトでの使用を前提に設計されています。

バイブレーションのように速く巻いてリアクションを狙うような使い方は苦手です。

あまりに速く巻きすぎると、バランスを崩して水面から飛び出してしまうことがあります。

足場の高い堤防などから使う場合も、足元までしっかり引くには工夫が必要です。

「ゆったりと見せて食わせるルアー」だと割り切って使うのが正解です。

流れが弱すぎると動かないことがある

アクション設定が控えめであるため、水の抵抗を受けにくい状況では動きが鈍くなることがあります。

例えば、全く流れのない止水域で、極めて遅いスピード(デッドスロー)で巻くと、ほとんど棒のように動かない場合があります。

ルアーが本来持っている「揺らぎ」を引き出すためには、ある程度のリトリーブスピードか、水流の助けが必要です。

流れの変化を感じ取りながら、適切な巻き速度を見つけることが使いこなしのコツです。

モンスターヒッター156Fの使い方

モンスターヒッター156Fのポテンシャルを最大限に引き出すための具体的な操作方法を紹介します。

基本は「巻かない」こと、あるいは「ゆっくり巻く」ことです。

状況に合わせて使い分けることで、さらに釣果を伸ばすことができるでしょう。

初心者の方でも実践しやすい3つのテクニックと、応用技を解説します。

タダ巻き(スロー〜ミディアム)

最も基本でありながら、実績十分な使い方がタダ巻きです。

着水したら、ロッドを立て気味にしてゆっくりとリールを巻きます。

ポイントは、ルアーが水流を受けてわずかにフラフラと揺れている抵抗感を感じ取ることです。

速く巻く必要はありません。

水面にV字の波紋(引き波)を立てながら引いてくるのも、魚に気づかせる有効な手段です。

ドリフト(河川・流れのある場所)

モンスターヒッターの真骨頂とも言えるのが、流れを利用したドリフト釣法です。

特に河川でのランカーハントでは最強のメソッドとなります。

  1. 流れの上流側(アップクロス)にキャストする
  2. リールはほとんど巻かず、糸ふけ(ラインスラッグ)を取る程度にする
  3. ルアーの頭を上流に向けたまま、流れに乗せて下流へ送り込む

自重があるため、強風時でもラインが浮き上がりすぎず、しっかりと水を噛んで流れてくれます。

死にかけたコノシロやボラが、力なく流されていく様子をイメージしてください。

ターン(U字効果)

ドリフトのフィニッシュとして行う動作です。

ルアーが自分の正面を過ぎて下流側(ダウンクロス)に入り、流れを受けて向きが変わる瞬間を演出します。

この時、少しリールを巻くかロッドをあおって、意図的にルアーを反転させます。

無防備に流されていたベイトが急に動き出す変化に反応し、シーバスの捕食スイッチが入ります。

「ドン!」という強烈なバイトが出るのは、大抵このタイミングです。

ストップ&ゴー

活性が低い時や、チェイスはあるけれど食わない時に試してほしいテクニックです。

3〜5回ハンドルを巻いてルアーを泳がせ、ピタッと止めます。

フローティング仕様なので、止めた瞬間に「フラフラと浮上」します。

この無防備な浮上アクションが、魚にとって絶好の「食わせの間」になります。

ドッグウォーク(パニックアクション)

タダ巻きやドリフトで反応がない時に、強制的にスイッチを入れる裏技的な使い方です。

ロッドティップを小刻みにあおりながらリールを巻くことで、ペンシルベイトのように首を振らせます。

ヘッド形状が水を受けるため、首を振る際に「バシャッ」と飛沫(スプラッシュ)を上げます。

さらに、内部のウエイトが「ゴトゴト」とラトル音を出し、音でも強烈にアピールします。

コノシロが追われて逃げ惑うパニック状態を演出できるため、ボイル打ちなどで非常に効果的です。

モンスターヒッター156Fに関するよくある質問

購入を検討している方や、すでに持っている方からよく寄せられる疑問にお答えします。

特に、商品の供給状況については気になる方も多いはずです。

モンスターヒッター156Fは廃盤になる?

結論から言うと、2025年に復刻したばかりであり、現在はダイワの公式サイトにも掲載されているため、すぐに廃盤になることはないでしょう。

ただし、過去に販売されていたシンキングモデルの「モンスターヒッター156S」は廃盤となっています。

こちらを探している場合は、中古釣具店やフリマアプリを利用する必要があります。

注意点として、フローティングのビッグペンシル系ルアーは、生産時期が限られることが多いです。

一度市場から姿を消すと、次回の生産まで手に入りにくくなることも珍しくありません。

気になっているカラーや予備が必要な場合は、在庫があるうちに確保しておくことを強くおすすめします。

モンスターヒッター156Fのインプレまとめ

モンスターヒッター156Fは、ランカーシーバスを獲るために必要な要素を凝縮したルアーです。

圧倒的な飛距離で広範囲を探れ、スレた魚にも口を使わせるタイトスラロームアクションは、ハイシーズンの強力な武器となります。

3フックシステムによる高いフッキング率や、表層直下を攻略できるレンジ設定も、現場での悩みを解決してくれるはずです。

一方で、フックサイズの選定や適切なタックルバランスなど、使い手が調整すべき点もありますが、それを補って余りある実力を持っています。

「あと一匹が出ない」「ランカーをどうしても獲りたい」

そんな熱い思いに応えてくれるモンスターヒッター156Fを持って、ぜひ次の釣行へ出かけてみてください。

水面を割る炸裂音が、あなたを待っています。

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