ランカーシーバスを狂わせると噂の111mm18gの「クロスウェイクR 111F-SSR」
「風に煽られやすく投げづらい」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「クロスウェイク 111F-SSR」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「クロスウェイク 111F-SSR」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
【この記事でわかること】
- クロスウェイク111F-SSRとは?基本スペック
- クロスウェイク111F-SSRのインプレ:良かった点
- クロスウェイク111F-SSRのインプレ:悪かった点
- クロスウェイク111F-SSRの使い方
- クロスウェイク111F-SSRのインプレまとめ
クロスウェイク111F-SSRとは?基本スペック
まずは、クロスウェイク111F-SSRの基本的なスペックについて解説します。
このルアーは、表層を意識したシーバスを狙うために専用設計された「ウェイクベイト」と呼ばれるジャンルのルアーです。
製品仕様一覧
詳細なスペックは以下の通りです。
| アイテム名 | クロスウェイク111F-SSR |
| サイズ(mm) | 111mm |
| 標準自重(g) | 17.8g |
| 有効レンジ(m) | 水面~Max0.3m(約30cm) |
| タイプ | フローティング |
| 標準装備フック | #4トレブル |
| 標準装備リング | #3 |
| アクション | スネークロール・水面引き波 |
このモデルは、名作と言われた旧モデルを「R」の名のもとにブラッシュアップしたものです。
最大の特徴は、「マグロック Ver.S+R」という重心移動システムを搭載している点です。
これにより、ウエイトの可動範囲が後方に伸び、旧モデルよりも飛距離が大幅に向上しました。また、立ち上がりの良さとアクションの安定性も改善されています。
リトリーブ(リールを巻く動作)の速度によって、アクションが変わるのも魅力です。
- デッドスロー(超低速):水面直下でヘビのようにうねる「スネークロール」
- ミディアム(中速):甘いラトル音を響かせながらのアピール
このように、ロッドの角度と巻くスピードを調整することで、水面から最大30cmまでの浅いレンジを自由自在に攻めることができます。
カラーラインナップ
シーバスの反応を変える豊富なカラーが揃っています。
特に「アデル」シリーズは、魚の皮をリアルに再現したホログラムで、スレた魚にも効果的です。
- アデルダブルチャートコノシロ
- アデル夕マズメ改
- アデル不夜城
- アデルバーニングボラコノ
- チャートバックパール
- クリアアデルケイムラボラコノ
- チャートヘッドイナッ子
- 半々チャートファイヤー
- ケイムラファイヤークリアパール
- マットライトニング
- マットピンク
フックサイズは#4
フックは#4のトレブルフックが標準装備されています。
111mmのボディに対して適切なサイズ感で、ランカークラス(80cm以上)のシーバスがかかっても安心してファイトできる強度があります。
飛距離は最大63.5m
メーカーのテストデータによると、飛距離は最大で63.5mを記録しています。
形状的に空気抵抗を受けやすいルアーですが、内部構造の進化により、十分な飛距離を出せるようになっています。
クロスウェイク111F-SSRのインプレ:良かった点
ここからは、実際に現場で投げ倒して感じた「良かった点」を具体的に紹介します。
結論から言うと、「特定の状況下での破壊力がすさまじい」ルアーです。
良かった点のまとめ
| アクション | 唯一無二のスネークロールが強力 |
| レンジ | 水面~30cmを完璧にキープできる |
| アピール | ランカー好みのサイズと水押し |
| 操作性 | 流すだけのドリフト釣法が得意 |
| 飛距離 | 旧モデルより確実に飛ぶようになった |
唯一無二の「スネークロール」アクション
最大の特徴であり、最大の武器がこのアクションです。
水面直下で、まるで本物のヘビが泳ぐようにヌメヌメとうねる「スネークロール」は、他のルアーでは出せない動きです。
特にイナッコが表層を群れで泳いでいる時の波紋にそっくりです。他のミノーやペンシルベイトで見切られてしまうような状況でも、この動きならバイト(食いつき)を引き出せることが多々あります。
絶妙なレンジキープ力(水面〜30cm)
浅い場所を攻める能力が非常に高いです。
ロッドを立てて巻けば水面をモコモコと波立てて引けますし、ロッドを寝かせれば水面直下(皮一枚下)を引くことができます。
水深がひざ下くらいの激浅シャローや、カキ殻が密集していて根掛かりが怖い場所でも、根掛かりを恐れずに攻めきれる安心感は大きなメリットです。
ランカー好みのサイズ感とアピール力
111mmというサイズは絶妙です。
90mmクラスの小さなルアーには反応しない、大型のシーバス(ランカークラス)に対して強いアピール力を持ちます。
ボディが太くボリュームがあるため、水を押す力が強いです。そのため、遠くにいる魚にもルアーの存在を気づかせ、呼び寄せる力があります。
ドリフト釣法との相性が抜群
川の流れに乗せてルアーを流す「ドリフト」での使用感が素晴らしいです。
リールをほとんど巻かないデッドスロー(超低速)でも、ボディがしっかりと揺らぎます。
弱って流されるベイトを演出できるため、明暗の境目や橋脚周りに流し込む釣りで最強の武器になります。
飛距離の改善(Rモデル)
「R」モデルになって、飛距離の悩みが大きく解消されました。
重心移動システム(MAGLOCK Ver.S+R)のおかげで、飛行姿勢が安定しやすくなりました。
「この丸っこい形の割にはよく飛ぶな」と感じるアングラーが多いのも納得の進化です。
クロスウェイク111F-SSRのインプレ:悪かった点
どんなに優れたルアーにも、苦手なシチュエーションはあります。
購入してから後悔しないように、デメリットもしっかりとお伝えします。
悪かった点のまとめ
| 対風性能 | 横風や向かい風には弱い |
| 絶対飛距離 | シンペン等には劣る |
| 引き抵抗 | 巻き心地が重く感じる場合がある |
| 汎用性 | 表層以外は攻められない |
| トラブル | 着水時に糸が絡むことがある |
横風・向かい風に弱い
ボディが太く浮力が高いため、風の影響をモロに受けます。
強風の日は飛行姿勢が崩れやすく、飛距離がガクンと落ちます。また、狙ったピンポイントにキャストが決まりにくくなるので、風が強い日はストレスを感じるかもしれません。
飛距離は「シンペン」や「スリムミノー」に劣る
飛距離が改善されたとはいえ、同じ重さのシンキングペンシルや細身のミノーと比べると飛びません。
大河川の流心(流れの真ん中)など、圧倒的な遠投が必要な場面では、ポイントに届かないことがあります。
引き抵抗が強すぎる場合がある
水を大きく受けるカップ形状をしているため、巻いている時の抵抗(引き抵抗)がかなり強いです。
流れの変化を感じやすいというメリットでもありますが、流れが速すぎる場所で下流側に投げると、ルアーが暴れすぎてしまいます。
また、長時間巻き続けると手首が疲れることもあります。
汎用性は低い(表層特化型)
水面~30cmに特化しているため、魚のレンジが下がっている時には無力です。
水深1mより下を攻めたい時や、日中のボトム攻略などには全く向きません。
あくまで「魚が表層を意識している時専用」のスペシャリストと考えてください。
フック絡み(エビる)のリスク
キャスト時に飛行姿勢が乱れると、着水した瞬間にリーダー(糸)がフックに絡むトラブル(エビる現象)が起きることがあります。
特に風が強い日は注意が必要です。着水の寸前に指でスプールを押さえる「サミング」をしっかり行えば防げますが、慣れが必要です。
クロスウェイク111F-SSRの使い方
このルアーは「ただ巻くだけ」でも十分に釣れるポテンシャルを持っています。
しかし、いくつかのコツを押さえることで、さらに釣果を伸ばすことができます。
特に意識してほしいのは、「流れを利用すること」と「巻きすぎないこと」です。ルアーが持つ本来の動きを最大限に引き出すための、具体的な操作方法を解説します。
使い方のポイントまとめ
まずは、各メソッドの要点を表にまとめました。状況に合わせて使い分けてみてください。
| メソッド | 特徴・狙い |
| デッドスロー | 基本技。水面にV字波紋を出してゆっくり引く。 |
| ドリフト | 最強技。川の流れに乗せて流し込む。 |
| ロッド操作 | 竿の角度で泳ぐ深さ(レンジ)を調整する。 |
| ストップ&ゴー | 巻くのを止めて浮上させ、食う間を与える。 |
デッドスローリトリーブ(基本中の基本)
クロスウェイクの真骨頂は、水面に引き波(V字波紋)を立てながらヨレヨレと泳ぐアクションです。
これを再現するためには、リールを巻くスピードが重要になります。
- ハンドルを1秒〜2秒で1回転
- 動いているか不安になる速度
- わずかに重みを感じる程度
ルアーが手元にブルブルと振動を伝えてくるようでは、巻き速度が速すぎます。
「ルアーが泳いでいないのではないか?」と不安になるくらいの速度で、水面を無防備に泳ぐイナッコ(ボラの子)を演出するのがコツです。
ドリフト釣法(最強メソッド)
河川の流れを利用してルアーを流す「ドリフト」は、このルアーが最もランカーシーバスを連れてくる使い方です。
自分で泳がせるのではなく、「流れに身を任せて流されるベイト」をイメージしてください。
- 上流側に投げて糸ふけを取る
- 流れと同調させて流し込む
- ルアーがターンする瞬間が好機
ルアーが自分の正面を過ぎて下流側に差し掛かると、ラインが張ってルアーが向きを変えます。
この「流れを受けてアクションが少し強くなった瞬間」に、ドスン!と強烈なバイトが出ることが非常に多いので、集中してください。
ただし、完全に下流に入ってしまうと、引き抵抗が強くなりすぎてルアーが暴れてしまいます。
下流に入ったら回収するか、極めてゆっくり巻いて暴れさせないようにコントロールしましょう。
ロッド角度によるレンジコントロール
SSR(スーパーシャローランナー)という名の通り、ロッドの構え方で攻める深さを微調整できます。
状況に応じてロッドの高さを変えるだけで、反応が劇的に変わることがあります。
- ロッドを立てて水面を引く
- ロッドを寝かせて少し潜らせる
ロッドを立てる「ハイポジション」では、ほぼ水面(レンジ0cm)をキープできます。背中を出して泳ぐ「ウェイキング」で、強い引き波を出して魚を寄せたい時に有効です。
逆にロッドを寝かせる「ローポジション」では、水面直下(〜30cm前後)に入ります。
水面まで出切らない時や、少し波っ気があってルアーを安定させたい時に試してみてください。
ストップ&ゴー(浮上アクション)
リトリーブ中に一瞬リールを巻く手を止める使い方も有効です。
グリグリと巻いて少し潜らせた後、ピタッと止めることで「食わせの間」を作ります。
- 巻いて潜らせてから止める
- フラ〜っと水面へ浮上させる
- 瀕死のベイトを演出する
高浮力ボディのおかげで、止めた瞬間に「フラ〜」っと水面へ浮き上がります。
この浮上アクションが、瀕死のベイトが最後の力を振り絞って浮き上がる様子に見え、思わず口を使ってしまうリアクションバイトを誘発します。
クロスウェイク111F-SSRのインプレまとめ
今回は、ダイワの「クロスウェイク111F-SSR」について、スペックから具体的な使い方まで詳しく解説しました。
水面で激しくボイルしているのに、なぜかルアーには反応しない。そんなもどかしい状況を打破するために生まれたのが、このルアーです。
イナッコが水面で作る独特の引き波を再現した「スネークロールアクション」は、スレたシーバスの理性を狂わせるほどの破壊力を持っています。
風に弱い、飛距離が最強ではないといった弱点はありますが、それを補って余りある「食わせる力」がこのルアーにはあります。
「ここぞという時の切り札が欲しい」
「水面炸裂の興奮を味わいたい」
そう考えているなら、ぜひタックルボックスに一つ忍ばせておいてください。
静まり返った水面が突然爆発する、あの心震える瞬間があなたを待っています。


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