ストップ&ゴーでランカーシーバスが水面を炸裂させると噂の140mm28.5gの「バーストアッパー 140F」
「自重がありMLクラスのロッドでは扱いづらい」という評判は本当なのでしょうか?
この記事では「バーストアッパー 140F」の良かった・悪かったインプレを徹底解説します。
「バーストアッパー 140F」を購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
バーストアッパー 140Fとは?基本スペック
バーストアッパー 140Fは、ダイワのモアザンブランドから発売されている、攻撃型のトップウォータープラグです。
職業釣り師として知られる小沼正弥氏が監修しており、「ただ巻きだけで魚を寄せる」というコンセプトで作られました。
最大の特徴は、独自のヘッド形状が生み出す「スプラッシュ&サウンド」。
水面をかき回し、深いレンジにいるシーバスさえも無理やり水面まで引き寄せる力を持っています。
まずは、基本的なスペックを以下の表で確認しておきましょう。
| アイテム名 | バーストアッパー 140F |
| サイズ | 140mm |
| 標準自重 | 28.5g(ノーマル) / 30.5g(ラトルIN) |
| 有効レンジ | 水面~水面直下 |
| タイプ | フローティング |
| 飛距離(当社テスト) | Max:57.0m / Ave:55.4m |
| フック仕様 | #3トレブル × 3本 |
| リング仕様 | #3 |
| アクション | 引き波・スプラッシュ・サウンド・ダイビング |
| 価格 | メーカー希望本体価格に準ずる |
このルアーは、140mmという大きめのサイズ感ながら、誰でもあつかいやすいのが魅力です。
特に注目すべきは、「重心移動システム」を搭載している点でしょう。大きなボディでも風に負けずに飛び、広範囲をサーチすることが可能です。
また、通常モデルのほかに「ラトルIN」モデルも存在し、こちらは自重が2g重く設定されています。状況に応じて使い分けることで、さらなる釣果アップが期待できますよ。
バーストアッパー 140Fのカラーラインナップ
このルアーのカラーラインナップは、非常に厳選されています。あれこれ迷わせるような多すぎる色は用意されていません。
これは、「本当に実績のある色だけを使えばいい」という、開発者の強い自信のあらわれとも言えるでしょう。
基本となる「鉄板5色」は以下の通りです。
- ラトリンゴールドレインボー
- ラトリンマットライムチャート
- ラトリンクリアアデルPHチャート
- ラトリン小沼スペシャル
- ラトリン小沼スペシャルVer.煌
特にラトルINカラーは、視認性を高めるために目玉が「青色」になっています。ルアーケースの中でもひと目で見分けがつくので、現場でのローテーションもスムーズに行えますね。
140mmというサイズは、魚に気付かせる「サーチベイト」としての役割が強いです。そのため、どのカラーもアピール力が高く、迷わずに信頼して投げ続けられる色がそろっています。
バーストアッパー 140Fのインプレ:良かった点
ここからは、実際にバーストアッパー 140Fを使って感じた「良かった点」を具体的に紹介します。
多くのシーバスアングラーに支持されている理由が、きっとわかるはずです。
主なメリットをまとめると、以下のようになります。
| 集魚力 | 深い場所にいる魚も呼び寄せる |
| 操作性 | 難しい技術不要のストップ&ゴー |
| 飛距離 | 向かい風でも安定して飛ぶ |
| フッキング | 3フック仕様でバラシを軽減 |
| 汎用性 | 昼夜問わず様々なパターンに対応 |
それでは、それぞれのポイントを深掘りしていきましょう。
集魚力が非常に高い(コールアップ性能)
まず驚かされるのが、その圧倒的な「集魚力」です。「攻撃型サブサーフェススプラッシャー」という名前の通り、ただ巻くだけで激しい水飛沫(スプラッシュ)と音を発生させます。
この波動が、やる気のないシーバスや、深いレンジに沈んでいる個体のスイッチを強制的に入れてしまうのです。
ボイル(捕食音)がない静かな状況でも、このルアーを通すと突然水面が割れることがよくあります。魚を「探して釣る」のではなく、「呼んで釣る」感覚を味わえるでしょう。
誰でも使いやすい「ストップ&ゴー」
トップウォータープラグというと、ロッドを細かく動かす「ドッグウォーク」が必要だと思っていませんか? バーストアッパーは、そんな難しい操作は必要ありません。
基本的には「リールを巻いて、止める」の繰り返しだけでOKです。
ハンドルを数回巻いてルアーを潜らせ、数秒止めて浮かせる。この「止めた瞬間」や、再び「動き出した瞬間」にバイトが集中します。初心者の方でも、投げて巻くだけでプロ並みのアクションが出せるのは嬉しいポイントですね。
飛距離が出る
「大きいルアーは空気抵抗を受けて飛ばないのでは?」という心配は無用です。
140mmの大型ボディに重心移動システムを搭載しており、飛行姿勢が非常に安定しています。多少の向かい風でも、矢のように飛んでいきます。
広大な河口やサーフなど、飛距離が釣果を左右するフィールドでは大きな武器になるでしょう。広範囲を素早くチェックできるため、パイロットルアーとしても最適です。
3フックシステムによるフッキング率向上
トップウォーターの最大の悩みといえば、「出たのに乗らない(誤爆)」ことですよね。バーストアッパーは、その対策として#3のトレブルフックを3つ搭載しています。
通常の2フックタイプに比べて針の接点が増えるため、じゃれつくようなバイトでも絡め取ることができます。
一度掛かってしまえば3本のフックが分散して刺さり、強引なファイトでもバレにくくなります。貴重なワンチャンスを逃したくないアングラーにとって、非常に頼もしい仕様です。
昼夜問わず使える汎用性
このルアーが活躍するのは、特定の状況だけではありません。日中のボラパターンやコノシロパターンはもちろん、夜間のイナッコパターンや落ち鮎パターンでも実績が高いです。
特に、少し風が吹いて水面がざわついているような状況で強さを発揮します。
昼も夜も、タックルボックスに入れておけば必ず出番がある。そんな汎用性の高さも、長く愛用されている理由のひとつです。
バーストアッパー 140Fのインプレ:悪かった点
どんなに優れたルアーにも、必ず弱点や不得意な状況があります。
購入してから後悔しないためにも、ネガティブな要素もしっかり把握しておきましょう。
主なデメリットと対策を以下の表にまとめました。
| 誤爆の多さ | 活性が高すぎると弾かれることがある |
| 操作のコツ | 「間」を作らないと見切られる |
| 不向きな状況 | 凪や澄み潮では強すぎる場合も |
| 強度面 | 青物相手だとフックが伸びる可能性 |
これらの点について、詳しく解説していきます。
誤爆(ミスバイト)は避けられない
トップウォータープラグの宿命ですが、激しくバイトしてくる割にフッキングしないことがあります。
特にバーストアッパーはアピール力が強いため、魚が興奮してルアーを吹き飛ばしてしまうのです。
これを防ぐための対策として、後に発売された「ラトルIN」モデル(30.5g)の使用をおすすめします。自重が増えたことで水絡みが良くなり、ルアーが弾かれにくくなっています。風が強い日や、足場の高い場所では、迷わずラトルINモデルを選ぶと良いでしょう。
使い方(ポーズ)にコツがいる
「ただ巻きで釣れる」とはいえ、何も考えずに巻き続けるだけでは釣果が伸び悩みます。
重要なのは、魚に食わせるための「間(ポーズ)」をしっかりと作ることです。
止める時間が短すぎると、シーバスが追いつけずに諦めてしまうことがあります。状況に合わせて、「1秒だけ止める」のか、あるいは「3秒しっかり見せるのか」。このリズム調整が釣果を分ける鍵となります。反応がないときは、ポーズの長さを変えてみるのが効果的です。
凪(なぎ)やクリアウォーターでは見切られやすい
バーストアッパーは、その強い波動と音が武器ですが、それが仇となることもあります。
全く波のない鏡のような水面や、水が透き通っている場所では、アピールが強すぎて魚に違和感を与えてしまうのです。
そうした状況で投げ続けると、場を荒らしてしまい、魚がスレてしまう可能性があります。もし水面が静かなら、より動きが大人しい「ソルトペンシル」などのシンキングペンシルに切り替えるのが賢明です。適材適所で使い分けることが、釣果への近道ですよ。
フックやリングの強度
標準装備の#3フックは、シーバス用としては十分な強度を持っています。
しかし、外洋に面したエリアなどで青物が混じる場合や、ランカーサイズを強引に寄せる際には注意が必要です。
強い負荷がかかると、フックが伸びたり、リングが開いたりすることがあるという声も聞かれます。もし大型のターゲットを狙うのであれば、事前に太軸のフックや強化リングに交換しておくことをおすすめします。万全の準備をしておけば、不意の大物にも安心して挑めますからね。
バーストアッパー 140Fの使い方
このルアーは、特別なテクニックがなくても釣れるように設計されています。
しかし、いくつかの「必勝パターン」を知っておくことで、さらに釣果を伸ばすことが可能です。
基本から裏技まで、すぐに実践できる操作方法を紹介します。それぞれの技を状況に合わせて使い分けることで、シーバスに見切られることなく、バイトを誘発できるでしょう。
基本技:ストップ&ゴー(潜らせて、浮かせる)
バーストアッパーで最も実績が高い、基本となる操作方法です。「巻いて潜らせ、止めて浮かせる」という動作を繰り返すだけで、魚のスイッチを入れます。
特に重要なのは、止めた瞬間の「浮上アクション」です。具体的な手順は以下の通りです。
| 1. キャスト | 投げた後、糸ふけを取る |
| 2. 巻く(ゴー) | リールを2〜3回転、少し早めに巻いて潜らせる |
| 3. 止める(ストップ) | 巻くのをピタッと止め、浮上させる |
| 4. 待つ(ポーズ) | 水面に顔を出してから2〜5秒待つ |
ルアーが「ボコッ」と音を立てて潜り、泡をまといながら「ゆら〜」と浮き上がります。
この浮き上がる瞬間や、水面で止まっている時に「ドカン!」と激しいバイトがあります。
活性が高い時はテンポよく、低い時は波紋が消えるまでじっくり待つのがコツです。
応用技:ドリフト(川の流れに乗せる)
河川の明暗部や、落ち鮎パターンの時に絶大な効果を発揮するテクニックです。
ルアーを自分で動かすのではなく、川の流れに任せて「流す」ことで、弱った魚を演出します。
自然な動きでシーバスの警戒心を解くことができます。
| 狙い所 | 河川の流れがある場所、明暗の境目 |
| キャスト | 上流側(アップクロス)に向けて投げる |
| 流し方 | 糸を張らず緩めずの状態を保ち、流れに乗せる |
| アクション | ヨレに入ったら軽くロッドをあおり、ダイブさせる |
ただ流すだけでなく、時折「チョン」とアクションを入れてダイブさせるのがポイントです。流されている魚が、ふいに苦しがってもがく様子をイミテートしましょう。
裏技:引き波デッドスロー(ただ巻き)
トップウォータープラグですが、実はミノーのように使うこともできます。
水面直下をゆっくりと引いてくることで、独特のV字波紋(引き波)を発生させます。
静かな水面や、イナッコが泳いでいる状況で非常に有効な裏技です。
| 操作 | 水面ギリギリを維持するように超低速で巻く |
| 効果 | V字の引き波を立てて、背中を見せて泳ぐ |
| 注意点 | 早く巻きすぎると潜ってしまうので速度維持が重要 |
水面をモコモコと盛り上げながら泳ぐ姿は、無防備なベイトそのものです。派手なアクションに反応しないスレた魚も、これなら口を使うことがあります。
バーストアッパー 140Fに関するよくある質問
購入を検討している方から、よく寄せられる質問をまとめました。
特に、シーバス以外の魚種、具体的には「青物」への流用についての疑問が多いようです。
結論から言うと、釣れますが「注意が必要」です。大切なルアーを壊さないためにも、事前にリスクを理解しておきましょう。
青物でも使える?
バーストアッパーはアピール力が強いため、青物にも非常に効果的です。しかし、本来はシーバス用ルアーであるため、そのまま使うと破損の恐れがあります。
メリットとデメリット(リスク)を比較表にしました。
| メリット(釣れる理由) | スプラッシュと音がナブラや高活性時に効く 弱ったベイトを演出する動きに猛反応する |
| デメリット(リスク) | 標準フック・リングが弱く、大型には伸ばされる 貫通ワイヤーではないため、ボディ破損の恐れあり |
| 推奨対策 | 太軸フック(#3〜#2)への交換 強引なファイトは避ける |
イナダクラスなら問題ありませんが、ワラサやブリクラスが掛かると危険です。
標準のフックは一瞬で伸ばされ、最悪の場合はボディのアイごと抜けてしまいます。
青物を本気で狙うなら、フックを強化するか、青物専用プラグを使うのが無難です。また、青物用ルアーのような「高速巻き」には対応していないので、あくまで「誘い出し」で使いましょう。
まとめ:バーストアッパー 140Fで水面炸裂を楽しもう
今回は、小沼正弥監修の「バーストアッパー 140F」について詳しく解説してきました。
このルアーは、ただ巻きやストップ&ゴーだけで、誰でも簡単に水面爆発を体感できる優れたアイテムです。
最後に、記事の要点を振り返ります。
- 集魚力: 音と飛沫で、深い場所にいる魚も呼び寄せる。
- 使いやすさ: 難しい操作は不要。「巻いて止める」が基本。
- 飛距離: 重心移動システムで、向かい風でも広範囲を探れる。
- 注意点: 青物狙いではフック強化が必須。
- バリエーション: 状況に応じてラトルINモデルと使い分ける。
「トップウォーターは難しそう」と敬遠していた方にこそ、ぜひ使ってほしいルアーです。
水面を割って魚が飛び出す興奮は、他の釣りでは味わえない特別な体験です。
バーストアッパー 140Fをタックルボックスに入れて、フィールドへ出かけてみてください。
あきらめずに投げ続ければ、きっと記憶に残る最高の一匹に出会えるはずです。
あなたの釣行が、素晴らしいものになることを応援しています。


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